TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。4月9日(火)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、ハピキラFACTORY代表取締役の正能茉優さんが、働き方改革関連法にともなう“仕事の概念”の変化について、持論を述べました。

カジュアル衣料品店「ユニクロ」などを展開する株式会社ファーストリテイリングは、2020年春に入社する新入社員の初任給を、現在の水準から約2割引き上げ、4万5,000円アップの25万5,000円とする方針を固めました。若手社員の待遇改善により、グローバル展開を担う優秀な人材を確保するねらいがあるとみられています。

◆給料は「自分の“値付け”」

正能さんは、待遇改善は「とてもいいこと」と肯定。一方で、就職後、長い年月を仕事に費やすと考えたときに、「目先の待遇など“今、どう働くか”ではなく、“今からどう働き続けていくか”という目線で仕事を選んでいくべき」とも。

ただし、新卒の給料は「人生初の自分の“値付け”」と断言。転職する可能性を踏まえ、「自分の相場を上げておくためにも、最初に給料が高い会社に入るのは間違いではない」と述べます。


◆市場価値を高める 3つの概念

4月1日(月)から順次施行されている働き方改革関連法。それに伴う“仕事の概念”の変化について、正能さんは3つの可能性を挙げました。

1.「報酬=自分の市場価値をあげるもの」に

「報酬=給料ではなく、自分の市場価値を上げるものという考え方に。スキルや人脈など、初任給では見えない部分も価値になっていくのでは」

2.「時給=仕事全体の価値÷かかった時間」に

「時給は、従来のような考え方ではなく、仕事全体で生み出した価値を、費やした時間で割った、相対的な評価と考えるようになるのでは。働き方の多様化によって、兼業やフリーランスが増え、自分を売り込むケースが多くなる。報酬など条件を提示するとき、このような考え方になっていくかもしれない」

3.「“働き続ける自分”をどう作るか」という考え方に

「現在の新卒採用サイトは、“副業・兼業可”“退社時間が早い”などの項目で絞り込むことができるようになっている。働き手は、その会社でどう働くかではなく、働き続ける自分をどう実現するかを求めるようになり、それが会社選びの基準になってくるのでは」

そして、このような変化につなげるには「学校教育を変えていかなければならない」とも。「学生の段階でこれらの概念を持ち、その上で社会に出ていかないと、自分の市場価値を上げるための正しい判断ができない」と主張しました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイトhttp://s.mxtv.jp/morning_cross/

時給、報酬、自己実現… 働き方改革で変わる3つの概念