4月14日に「大河ドラマ『いだてん』トークリレー in 岐阜県中津川市」が行われ、放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)で可児徳を演じている古舘寛治が登壇した。

【写真を見る】古舘寛治、可児徳の文字を毛筆で書く!

14日の放送から、新章に突入した「いだてん」。主人公・金栗四三(中村勘九郎)は、1912年のオリンピックが開催されたストックホルムから帰国し、日本の空気の変化を感じ取る。

古舘が演じる可児は、四三が所属する東京高等師範学校の「徒歩部」顧問として四三を支えている。ドッジボールを日本に広めたという人物としても有名だ。

そんな可児にちなみ、中津川市では「第一回可児徳杯小学生ドッジボール大会」が開催されることに。古舘は、市から要請を受け、「可児徳杯」の文字を毛筆で書いたそうで、今後も続けてほしいとエールを送った。

トークショーに先立ち、中津川市苗木地区の可児家の墓に足を運んだ古舘は、その後に可児が仕えていたという苗木城も訪問した。

古舘が興味を持ったのは、まるで要塞のような山城のフォトジェニックな雰囲気で、天守閣のあった展望台から素晴らしい景色を眺め、「もっと長く滞在していたかった」と名残惜しそうに語った。

■ 主役って言われると気分良いですね~

トークショーが行われたのは、村歌舞伎などの文化が根付く、東濃地域ならではの芝居小屋で岐阜県重要有形民族文化財に指定されている「かしも明治座」。

「本日の主役」と紹介されながら登場した古舘は、「主役って言われると気分良いですね~」と笑顔でイベントのスタートを切った。

東京高等師範学校の校長である嘉納治五郎を演じる役所広司とは、映画「キツツキと雨」(2012年)でも共演していた古舘。映画の撮影でも、中津川地域に訪れており、その共演以来、古舘は役所に「とてもかわいがっていただいている」という。

一方で「いだてん」の撮影では、役所が倒れるシーンで、地面に頭を打つギリギリまで古舘が手を差し伸べなかったことで、役所から本気で怒られたと話した。

他にも共演者とのエピソードは尽きない。

東京高師の舎監で、肋木(ろくぼく)を過激なほどに普及させようとする永井道明役の杉本哲太とは共演シーンも多いが、「面白い役は僕がやるはずなんですけどね~」とライバル心を燃やしているそう。

また、四三と同じく徒歩部に所属する生徒・野口源三郎(永山絢斗)については、「いつの間にかタメ口を聞かれたり、『あんたは黙ってろ』とか言われて、野口は可児さんの教え子なはずなんですけどね~」と釈然としない表情を見せ、会場の笑いを誘った。

そして最後に、古舘は作品について「今までそれなりに長い間、俳優をしてきて、宮藤官九郎という脚本家は、めったにいない面白い脚本を書く人です! 『いだてん』は間違いなく伝説の大河ドラマになると思いますので、リアルタイムでぜひご覧ください!」とアピールして締めくくった。(ザテレビジョン

トークリレーに可児徳役の古舘寛治が登場!