国際オリンピック委員会IOC)は12日から2日間、スイスローザンヌで理事会を開き、2010年の夏季五輪で実施する25の中核競技(Core sports)を選定する。ロンドン五輪で実施した26競技から1競技が外れることになり、除外の対象とされるテコンドー近代五種ボクシングなどは存続の危機に立たされている。複数の韓国メディアが報じた。

  除外の対象とみられているのは、テコンドー、近代5種、卓球、トライアスロンボクシングバドミントンなど。外された競技は、20年五輪での実施を目指す7候補(野球、ソフトボール、空手、スカッシュ、太極拳ローラスケート、スポーツクライミング、ウェークボード)と1枠をめぐって争うことになる。

  外国メディアは、競技人口が少ない近代5種がもっとも除外の危機にあると予想しているが、韓国は危機感を募らせている。同国のメディアは、近代5種は五輪で100年間実施され、理事会の半数以上がヨーロッパ人であることから「テコンドーや卓球よりも優位」との見方を示した。(編集担当:新川悠)