ブラック過ぎる営業職体験談

厳しいノルマを課せられる、時に顧客と自社の板挟みになるなど、営業職はストレスを抱えやすい。キャリコネニュース読者から寄せられた、営業職のブラックエピソードを紹介する。

40代男性の元勤務先は、ノルマがとても厳しかった。未達の社員の多くは、自腹を切り顧客に値引き販売するありさまだったという。

「社員の間では『ボーナスは自腹分の回収でしかない』との考えが広まっていました。ノルマの達成レベルが悪いと1か月無休なこともザラ。帰宅は深夜1時2時が当たり前でした」

と苦しかった日々を振り返った。

上司の鬼電&激怒を恐れ「ここ数年映画や温泉には行けてません。長時間の電車も怖い」

不動産営業の40代男性は、「鬼畜」と呼ばれる女性店長のもとで働いている。店長は仕事にとても厳しいため、男性が働く店舗に配属された人は中途入社・新卒・ベテラン問わず3か月以内で辞めるケースが多いという。

辛いのは店舗にいる時だけではない。早朝、深夜、休日にも緊急性がない電話やメールがバンバン来てまったく落ち着かない。すぐに応答しなかったり、返信をしなかったりした場合は「怒涛の鬼電と罵声の嵐」が待っていた。

連絡を気にするがあまり、「ここ数年映画や温泉などには行けてません。長時間の電車バスも怖くて乗りたくないです」といい、ブラック上司に生活を脅かされている。

30代男性は、上司からの理不尽な扱いに悩んだ。客先でトラブルが発生しても上司は知らんぷり。男性だけが現地へ向かわされ、解決しなければ朝になっても帰れなかった。

「もちろんその日も寝ないで仕事させられます。何の説明もなくボーナスはカットされますし、決算手当てを勝手に自社株購入に充てられるなどやりたい放題でした」

「給料は高卒初任給よりも低い。20連勤しても止める上司がいない」

30代女性の元上司はパワハラやセクハラは毎日のことで、自分の言うことが全てという人間だった。さらに、手柄は自分のものにするがミスは部下になすりつけるなど典型的なダメ上司だ。

「毎日のように無茶な要求をし、できないと『やる気がない。見て盗め』など自分に都合の良い発言を繰り返していました」

20代男性の職場では、「不条理な罰金」が横行している。ゴルフ等の接待中、男性に不利な条件で賭けをさせられ、金を巻き上げられたこともある。待遇も悪く、「サービス残業は当たり前です。これだけ耐えても手取り額は20万に達しません」と悲痛な叫びをあげる。

ほかにも、

「日常的なパワハラ、終電まで残る同調圧力、週休2日なのに、土日に出勤しないと月曜は朝から説教される」(20代男性)
「給料は高卒初任給よりも低い。20連勤しても止める上司がいない。上司、先輩が率先して無給で休日出勤」(30代男性)

などのエピソードが寄せられた。