サンシャイン水族館(東京・池袋、館長:丸山克志)では3月27日(水)9時10分頃に、バイカルアザラシの「レオ」と「ラム」に初めて赤ちゃんが誕生しました。

生後2日目(3月29日)の赤ちゃんの様子
生後10日目(4月6日)の赤ちゃんの様子
バイカルアザラシの赤ちゃんは、生後数日間は母親が子育てを行っておりましたが、母親の世話が熱心すぎて赤ちゃんの体力が心配される事態となったため、やむなく人工哺育に切り替えました。甘えん坊で好奇心旺盛な男の子で、現在はバックヤードにて飼育スタッフの24時間体制の哺育と観察によりすくすくと成長しております。

現在の赤ちゃんは白い産毛で覆われた外見ですが、生後3~4週間のうちに銀灰色の毛に変わり、その後に成獣と同じ黒っぽい体毛に生え変わります。ただいまサンシャイン水族館本館2階「湖にすむアザラシ」水槽は公開を中止しておりますが、赤ちゃんが離乳の時期を迎える5月中旬よりバイカルアザラシ親子の展示を開始する予定です。

赤ちゃんを直接ご覧いただける日程が決まりましたらば、改めてお知らせいたします。
獣医による診察の様子
生後16日目(4月12日)の赤ちゃんの様子
あくびをする赤ちゃん
仔 :愛称未定  2019年3月27日9時10分頃に誕生。性別はオス。体重5.72kg(3月29日測定)、体長65cm(3月30日測定)。
父親:愛称「レオ」 1998年4月にロシアより来館した推定21歳。鼻のまわりがしわくちゃ(オスの特徴)。
母親:愛称「ラム」 1998年4月にロシアより来館した推定21歳。水槽内からお客様をよく観察している。
母親のバイカルアザラシ「ラム」
父親のバイカルアザラシ「レオ」
ロシア共和国にあるバイカル湖とその周辺の河川のみに生息する小型のアザラシバイカル湖は世界一透明度が高く、バイカルアザラシは眼で見て餌を探すため瞳が大きく視力が良いです。アザラシの多くは海に生息していますが、バイカルアザラシ一生を淡水の湖で過ごす唯一のアザラシです。サンシャイン水族館の「湖にすむアザラシ」水槽は、擬氷を浮かべ、冬のバイカル湖を再現しています。

現在、バイカルアザラシは日本動物園水族館協会加盟の151施設のうち7園館で21頭が飼育されており、国内で見られるのは珍しい生き物です(2019年4月時点)。

バイカルアザラシの飼育下での繁殖は世界的にもまれで、国内では2006年に新潟市水族館マリンピア日本海で出産した仔の人工哺育例が知られているのみです。バイカルアザラシの寿命は50年ほどと言われ、メスは45歳位まで出産します。自然界の出産シーズンは2月末から4月初旬で、約11か月の妊娠期間を経て、氷上の雪で作られた巣穴の中で1回の出産につき1頭の仔を産むことが知られています。
エコー検査の様子
エコー画像(1月23日撮影)


※本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20190416-7026.pdf
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サンシャイン水族館 概要
所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
営業時間:9:00~21:00(~9月23日)、10:00~18:00(9月24日~2020年3月19日)※最終入場は終了1時間前 ※変更の場合あり
入場料金:大人(高校生以上)2,200円、こども(小・中学生)1,200円、幼児(4才以上)700円
問合せ先:サンシャイン水族館  03-3989-3466  
URL:https://sunshinecity.jp
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※金額はすべて税込です。 ※画像はすべてイメージです。

配信元企業:株式会社サンシャインシティ

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