春が旬の食材が狙い目

春は目覚めの季節。冬の間にため込んだ脂肪やむくみ…どんよりとした体をスッキリ軽やかにリセットしたいですよね!そのために欠かせないのが食事。昔から「旬の食材は体にいい」と言われています。夏は水分補給に役立ち、体を冷やす働きのあるキュウリスイカなど、秋~冬は体を温めるレンコンサツマイモなどの根菜、そして春は冬の間にたまったデトックス作用のある山菜。そう!春には春の体に合う食材があるんです。

山菜だけじゃない、春のオススメ食材とは?

春と言えば山菜。フキノトウタラの芽…どれもほろ苦くて、天ぷらにしたらとてもおいしいですよね。ただ、山菜を自分で料理して食べるって、ハードルが高くて無理~!という声も聞こえてきます。

でも、大丈夫!山菜以外にも、春にピッタリの身近なデトックス食材はあります。それが新玉ネギ、そしてレモンです。

新玉ネギの旬は3~4月。白くて軟らかく、辛味が少ないので、生でも食べやすいのが特徴です。特に、玉ネギに含まれる硫化アリルという成分は、血液サラサラ作用やビタミンB1の働きを助けて、糖質代謝を促すなどの働きがありますが、加熱や浸水によって減少してしまいます。その点、生で食べやすい新玉ネギは、硫化アリルの効果を最大限に生かすことができるので、春の体ケアにピッタリ!

冬から春にかけて旬を迎える国産レモンも、代謝アップやデトックスに有効。レモンの果汁に含まれるクエン酸は、代謝アップやキレート作用によるデトックス効果も期待できます。皮にも抗酸化作用、血流促進作用のある成分が含まれているので、防腐剤や防カビ剤が使われていない国産レモンなら安心。皮の効果も無駄なく活用できます。

新玉ネギとレモンで手軽な常備菜

生の新玉ネギの軽やかさと、レモンの爽やかさを合わせたマリネは、春の体をスッキリ目覚めさせるのに最適。継続して摂ることで効果を得られるので、多めに作ってこまめに取り入れるのがオススメです。

スライスして、和えるだけ! 大きめの新玉ネギ1個でもたっぷりできます。

【新玉ネギのレモンマリネ】

材料(作りやすい分量)
玉ねぎ…1個
レモン(国産)…1個
塩…小さじ1
酢…大さじ3

1.新玉ネギをスライスする。レモンは半分をイチョウ切りに、半分は果汁を搾る。
2.1に塩、酢を加えてマリネする。清潔な保存容器に入れて冷蔵する。
保存:冷蔵で約1カ月


さっぱり爽やかな新玉ネギのレモンマリネは、肉やウインナーのつけ合わせにピッタリ。ハムやゆで鶏、クリームチーズと合わせてパンにのせれば、あわただしい日の朝食に、サンドイッチにすればお弁当にもGOOD!玉ネギ1個でたっぷり楽しめるので、ぜひお試しあれ!

写真:後藤武久
ライター:藤岡操(栄養士)

巡りをよくして体スッキリ!春に食べたい【新玉ネギのレモンマリネ】