先端技術情報や市場情報を提供している(株)シーエムシー・リサーチ(千代田区神田錦町: http://cmcre.com/ )では、各種材料・化学品などの市場動向・技術動向のセミナーや書籍発行を行っておりますが、 このたび「生分解性プラスチック入門講座」と題するセミナーを、 講師に望月 政嗣 氏 元京都工芸繊維大学特任教授、工学博士、高分子学会フェロー)をお迎えし、2019年5月21日(火)10:30より、 『ちよだプラットフォームスクエア』5階 501会議室(千代田区錦町)で開催いたします。 受講料は、 一般:50,000円(税込)、 弊社メルマガ会員:45,000円(税込)、 アカデミック価格は25,000円となっております(受講料には資料代を含みます)。
セミナーの詳細とお申し込みは、 弊社の以下URLをご覧ください!
http://cmcre.com/archives/42041/
質疑応答の時間もございますので、 是非奮ってご参加ください。
海洋プラスチック汚染問題が顕在化した今日、地球環境・資源・廃棄物問題の抜本的解決の切り札、植物由来生分解性プラスチックが注目を浴びています。しかしながら、巷では断片的な知識に基づく軽薄にして短小な論理や幾多の偏見や誤解が横行し、また公的機関や業界が的確な指針を打ち出せない中で、連日のマスメディア報道が混乱に拍車をかけているように見受けられます。
本講では先ず地球環境。資源・廃棄物問題の正しい理解を出発点とし、生分解性プラの基礎から応用まで、ポリ乳酸を中心とする代表的な素材の基本特性や最新技術・製品動向までを初級~中級技術者にも技術レベルを落とすことなく正確かつ平易に解説することを目的とします。本講は、1980年代からこれまで約30年間、産学両分野で基礎研究から技術・事業開発までの実績を有する世界的第一人者による覚醒のセミナーであります

1)セミナーテーマ及び開催日時
テーマ:生分解性プラスチック入門講座
   ~ 生分解性プラスチックの基礎から最新技術・製品動向まで ~
開催日時:2019年5月21日(火)10:30~16:30
会 場:ちよだプラットフォームスクウェア 5階 501会議室
  〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
参 加 費:50,000円(税込) ※ 資料代含
  * メルマガ登録者は 45,000円(税込)
  * アカデミック価格は 25,000円(税込)
講 師:望月 政嗣 氏
京都工芸繊維大学特任教授、工学博士、高分子学会フェロー

【セミナーで得られる知識】
海洋プラ汚染の実態・対策と地球環境保全・資源循環型社会に向けての法規制動向
生分解性プラスチックの基本特性と様々な環境下における生分解挙動・機構
生分解性プラスチックの材料設計/成形加工技術と製品・市場開発動向

2)申し込み方法
シーエムシー・リサーチの当該セミナーサイト
http://cmcre.com/archives/42041/
からお申し込みください。
折り返し、 聴講券、 会場地図、 請求書を送付いたします。


3)セミナープログラムの紹介
1.生分解性プラスチックの分類と基本特性
 1.1 学術・技術用語の正しい理解
  1) バイオプラスチックとバイオマスプラスチックの違いとは?
  ・バイオマスプラスチックは、欧米人が決して使用しない和製英語
  ・上位概念としてのバイオプラスチックが正規のユニバーサルな学術・技術用語
  2) バイオプラスチックと生分解性プラスチックの関係は?
  3) 日本バイオプラスチック協会(JBPA)識別表示制度・・・「グリーンプラ」と「バイオマスプラ」・「グリーンプラ」と「バイオマスプラ」は愛称(ニックネーム)!
 1.2 生分解性とは・・・微生物が資化・代謝して無機化(CO2ガス発生)すること
 1.3 生分解性認証試験・・・ISO 14855、JIS K6395、その他
 1.4 代表的な生分解性プラスチックの分類と特徴
  1) 硬質タイプ・・・ポリ乳酸(PLA):Tg/Tm=57℃/175
  ・生分解性機能が求められるバイオリサイクル材と長期使用耐久性が求められる構造材料としての両面展開が可能な唯一のバイオプラスチック
  2) 軟質タイプ
 1.5 生分解機構
  1) 酵素分解型・・・微生物が分解酵素を分泌し材料表面から分解(surface erosion)
  2) 非酵素分解型・・・加水分解により全体的に崩壊・分解(bulk degradation
  ・PLAが生分解性と耐久性の両面展開が可能な理由を2段階2様式の生分解機構から理解する!
 1.6 様々な環境下における生分解挙動
  1) 自然環境下・・・土壌中、海水中
  2) 再資源化(バイオリサイクル)過程
 1.7 食品衛生性/安全性・・・食品衛生法370号、ポリ衛協(JOHSPA)ほか

2.地球環境・資源・廃棄物問題と生分解性プラスチック
 2.1 地球環境・資源・廃棄物問題の抜本的解決のために
  1) 海洋プラスチック汚染の実態と生分解性プラスチックの役割
  2) 地球上に生命が生まれて38億年、地球はなぜ廃棄物で埋もれなかったのか?
  ・自然界の生物が生み出す全ての高分子化合物は生分解性・・・土に、海に還る!
  3) 自然界が有する真のリサイクルシステム・・・炭素循環/物質循環
 2.2 持続的な資源循環型社会の建設のために
  1) 欧米グリーンガイド指針・・・ポイ捨てを助長する生分解性表示は禁止!
  2) バイオリサイクル(再資源化)・・・堆肥化又はバイオガス化(メタン発酵)
  3) 生分解性プラスチックの堆肥化可能(compostable)認証基準
  4) カーボン・フットプリント・・・ライフサイクルアセスメント(LCA)による製品の環境負荷の客観的・定量的評価
 2.3 世界の法規制並びに業界動向
  1) 世界の法規制動向
  2) 欧州ではごみ袋やレジ袋は生分解性が主流、仏は2020年に使い捨てプラ器具の50%を生分解性に切り替える法規制を制定!
  3) 業界動向・・・世界ラーメンサミット「大阪宣言」:ラーメン容器を生分解性に!

3.生分解性プラスチックの高性能・高機能化材料設計と成形加工技術
 3.1 基幹素材としての高L組成ポリ乳酸(high%L PLA, %D

配信元企業:株式会社シーエムシー・リサーチ

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