Image: Ubisoft North America/YouTube

またしても『アサクリ』が世界に貢献か?

パリの世界遺産ノートルダム大聖堂が改修工事中に発生した大火事で一部が焼け崩れつつあり、世界が驚きと悲しみに包まれています。

さっそく大富豪たちからの寄付で復興が叶いそうではありますが……資金があるだけでは元通りになりません。設計図にも匹敵する、精巧なデータがあってこそ、よりカンペキに近い形で再建できるのです。

3Dデータは2種類ある

ほんの数年前にレーザースキャナーが用いられ、博士課程の学生と歴史家によって詳細な3Dマッピングのデータが作られていますが、実はほかにも使えそうなデータがあるとSFGATEは伝えています。

それが2014年に発売されたゲームアサシン クリード ユニティ』。これはフランス革命中のパリを舞台とし、暗殺者アルノ・ドリアンが街を縦横無尽に駆け巡るというものです。

DESTRUCTOIDによりますと、このゲームの制作に当たり、UbisoftレベルデザイナーCaroline Miousseさんが、2年の歳月をかけ、歴史家の監修の下で石のひとつひとつまで正確にデータを取ったのだそうです。またThe Vergeいわく街並みや地下のトンネルなども、とてもリアルに再現されているとのこと。ゲームにはそうしたデータがバッチリ反映されていますが、それらの元データを使えば寺院の再建にかなり役立つことでしょう。

確かに、これらふたつの精巧な3Dデータと現代の建築技術があれば、ノートルダム大聖堂を造るのに182という膨大な年月をかけずに済むかもしれませんよね。

以前にも考古学に貢献

アサシンクリード』といえば、かつてGoogle TensorFlowで「ヒエログリフの解読を簡略化する人工知能研究プロジェクト」を立ち上げたことがあり、象形文字を瞬時に翻訳しようという試みが行なわれたことがありました。Ubisoftクラフトマンシップが、またひとつ人類の役に立つかもしれません。胸アツですね。

Source: SFGATE, NATIONAL GEOGRAPHIC, YouTube, The Verge, DESTRUCTOID