有吉弘行

17日深夜放送『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)で、グルメ通ぶる風潮に有吉弘行マツコ・デラックスが苦言を呈す。特に有吉は自身と縁深い、芸能界のグルメ王・アンジャッシュの渡部建を引き合いに出し、怒りを爆発させた。

 

■食通に苦言

「ピザは耳の部分・コルニチョーネから食べるのがツウ」と知り衝撃を受けた投稿者。これに有吉は「『これがツウなんだよ』って言ったらアウト」と苦い表情を浮かべた。

さらに「イヤな専門家とかいるじゃん、(グルメ)ライターとか渡部さんとか」と軽く渡部に触れ、「一切れだけ食べて『次の取材ある』って食わないからアイツらは。焼き加減だけ食べるんだよバカが」と次第にヒートアップしていく。

天ぷらを塩で食べることに納得できないマツコだったが、店側が勧める食べ方ならアリと2人は結論付ける。対して、店側が先端から食べてと提供するピザを「(素人が)勝手に耳から食べて生意気な顔しやがってっていうのはある」と有吉は怒りを露わにした。

 

■話題は渡部に

しかし有吉もインスタントラーメンに、マツコB級グルメに一家言あることが明らかとなり、有吉は「みんな心に渡部を飼ってるわ。みんな異常、だからそれをなるべく出さないようにしないと」と反省する。

そこから徐々に渡部の話題一色に。渡部が「ポン酢は古い」と主張したことを思い出した有吉は、「俺はポン酢を食べるためにフグを食べている。ポン酢のことをバカにした時点でアウト。ポン酢業界で殺そうと思っている」と怒りを爆発。

「(渡部が)最初にポン酢に手を出してきた。先にポン酢を殴ってきたのはお前だぞ」とケンカ腰になった有吉は「ポン酢の瓶で殴ってやる」と実力行使も辞さない姿勢を覗かせた。

■有吉「渡部は反面教師」

一通り、渡部への不満を爆発させた有吉は、「渡部さんは反面教師。メシを語るようになったら終わり」と芸人として、人として説いた。

そこから、マツコは場をおさめるため「ポン酢に謝って」と画面を通して渡部に嘆願を始めたが、有吉はそれに便乗し渡部に言葉をぶつけていく。

ポン酢をバカにしたってことはモミジおろしもバカにした。大根業界も、七味・一味も許さない」と最後まで対決する姿勢を崩さなかった。

 

■恒例のやりとりに視聴者は…

番組ではこれまでも有吉VS渡部の構図を盛り上げてきた。有吉が一方的に怒りをぶつけ、後日、グルメ系企画のVTRに登場した渡部が反論するという形式で、視聴者はこの「プロレス」を楽しんできたのだ。

この日も有吉が渡部の話題を口にすると、視聴者たちは「待ってました」とばかりに興奮。大きな反響が起きている。

 

■食へのこだわりが激突

渡部をはじめ、グルメを気取り、食通ぶる人が増えていると嘆く有吉とマツコ。しかしそれは、情報が容易に世に広がり、食を楽しめる人が増えた結果とも言える。多くの人が食に興味を持ち、楽しむことは素晴らしい文化でもあるはずだ。

どちらもある意味「食」にこだわりがあるからこそぶつかり合う有吉と渡部。今後、どのような決着を迎えていくのか、ますます注目が集まるだろう。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

有吉、食通ぶる風潮に嘆き アンジャ・渡部が「反面教師」と激怒も「みんな心に渡部を飼ってる」