準々決勝でアヤックスに敗れ、個人“CL4連覇”を果たせず

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で3連覇中だったレアル・マドリードは今季、ラウンド16でアヤックスに2戦合計3-5で敗れて大会から姿を消した。シーズン開幕前にレアルからユベントスへ移籍していたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドには、“個人4連覇”の可能性が残っていたが、準々決勝で同じくアヤックスに敗れている。試合後にロナウドと連絡を取ったという実母のドローレス・アベイロさんが、息子とのやり取りをイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」に明かしている。

 個人4連覇、通算では6度目となるCL制覇を目指したロナウドは、16日に行われたアヤックスとのCL準々決勝第2戦の前半28分に先制点を記録した。しかし、チームはその後2失点を喫してしまう。後半アディショナルタイムに警告を受けた場面を見ても、ロナウドが苛立ちを抱えていたことは明らかだったが、2戦合計スコア2-3で試合は終了した。

 アベイロさんは、「彼はとても悲しがっていた。決勝に進みたがっていたからね。次の大会に持ち越しね。彼が私に何を言ったか? 『ママ、僕に奇跡は起こせないよ』よ」と、試合後のやり取りを明かしている。

 レアルロナウドの野望を打ち砕いたアヤックスは、準決勝でトットナムと対戦することになった。4年ぶりにロナウドが不在となるCL決勝の舞台に勝ち進むのは、どちらのクラブになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

ユベントスFWロナウド【写真:Getty Images】