2019年4月19日、日本最大手のLCC ジェットスター・ジャパンでは安全運航重視の為、マニラ空港第一ターミナルで、JALよりも厳格な出発ゲートでの手荷物検査を実施して利用者の安全を守っている事が分かった。

 一般的に手荷物検査は、出国手続きと一緒に行われており、出国手続き後の制限エリアで、アルコール類や飲料を購入した場合、機内に持ち込めるのが普通だ。しかし、空港の手荷物検査体制は、ジェットスター・ジャパンの安全基準を満たしておらず、搭乗ゲートで再度手荷物検査を実施。搭乗客が制限エリアで購入や入手したと告げても信用せず、液体類は全て没収する安全対策が取られている。

 JALはこの検査係員は1人だが、ジェットスター・ジャパンでは4人の検査係員が手袋をして、カバンの中に手を入れて危険物を徹底的に探す。9.11テロ後のアメリカの航空会社の手荷物検査を思い出してしまうほどタップリ時間をかける。テロリスト警戒の為か高圧的な態度が目立ち目つきの鋭いスタッフも。

 同じターミナルを利用している大韓航空は、マニラ空港第一ターミナル手荷物検査を信頼し、ゲートでのチェックは実施していなかった。

ジェットスター・ジャパンでは、安全運航重視の為、JALよりも厳格な出発ゲートでの手荷物検査を実施、JALの4倍のスタッフを配置し、手袋をして徹底的に検査する。(2019年4月5日マニラ空港第一ターミナル・搭乗ゲートで撮影)