5月31日に世界同時公開される映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の日本語吹き替え版キャストとして、女優の芦田愛菜、木村佳乃、俳優の田中圭が出演することが発表された。芦田は反抗期の少女マディソン役、木村と田中はその両親であり元夫婦の学者役で、家族を演じる。

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 本作は、2014年に公開され全世界興収約530億円のヒットを記録したハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の5年後を舞台とした続編。復活した神話時代のモスララドンキングギドラらの怪獣たちとゴジラの戦いと、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようとする特務機関モナークの活躍を描く。監督は映画『X‐MEN2』や『スーパーマン リターンズ』などの脚本で知られるマイケル・ドハティが務める。

 日本語吹き替え版で芦田が演じるのは、反抗期の少女マディソン・ラッセル。芦田は「吹き替えは、自分の演技の表現ではなくて、マディソン役を演じられたミリー・ボビー・ブラウンさんの演技、声、表情に合わせて表現するので難しかったです」と収録を振り返った上で、本作について「人間たちによって自然が汚染されていて、地球が破滅へ向かっていることへの警鐘を鳴らしていると感じて深く考えさせられました」と話している。

 木村は、特務機関モナークの元幹部で純古生物学者のエマ・ラッセルを演じる。マディソンの母親であり、物語の鍵を握る重要な役どころだ。「エマ役のヴェラ・ファーミガさんのファンだったので、その役の吹き替えを行うことが出来て嬉しかったです」という木村。「叫び声のセリフが多かったですが、優秀な博士の役所なのとヴェラさんのトーンに合わせて落ち着いた声で演じました」と話し、「関係が壊れてしまったところから始まる夫婦や反抗期の年頃の娘との家族ドラマも見所で、あっと驚く展開が最後に待ち構えているのでお楽しみにしてくださいね」と呼びかけている。

 本作で初めて吹き替えに挑戦した田中は、マディソンの父親でありエマの元夫で、モナークから協力を要請される動物学者マーク・ラッセルを担当。「自分が吹き替えたマーク役を演じたカイルチャンドラーさんが演技で作った感情をどこまで掴んでそれを吹き替えとして反映させたら効果的かを考えました。さらに年齢差もあったので役に合うようになるべく低い声を心がけましたが、そうすると表現できる感情の幅が限られてくる。すごく楽しかったのですがすごく難しかったです」と初挑戦の感想を明かしている。

 映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は5月31日より世界同時公開。

(左から)『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』吹き替え声優を務める木村佳乃&芦田愛菜&田中圭(C)2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.