漢字1文字だけならばほとんどの人が簡単に読むことができると思うのですが、送り仮名をつけられると、途端に難しくなってしまう漢字は数多くあります。例えば、あなたは「健か」と書かれた漢字をどのように読みますか。「健か」の「健」は「健康(けんこう)」の「健」ですが、「けんか」とは読みません。この漢字を読むことができる人は、漢字に関する深い知識をもっている人なのではないでしょうか。

「健か」の読みかたは...。

「健か」と書かれたこの漢字は「したたか」と読みます。「あの人はしたたかな人だ。」などというような使い方をします。「したたか」という漢字は、「健か」の他に「強か」と書くこともあります。また、「健か」と似ている漢字に「健やか」があります。こちらは、「すこやか」と読みます。

次は「労う」という漢字です。

この漢字はどのように読むと思いますか。「労う」の「労」は、「労働」の「労」です。しかし、「ろうう」とは読みません。

答えです。

「労う」という漢字は、「ねぎらう」と読みます。「ねぎらう」というのは、同等以下の人の苦労や尽力を慰め、感謝することを意味しています。

「労う」の送り仮名部分が異なる「労る(労わる)」という漢字は、「いたわる」と読みます。

次は「唆す」という漢字です。

この漢字はどのように読むと思いますか。「唆す」の「唆」という漢字は、「示唆(しさ)」という漢字にも使われていますが、「さす」とは読みません。

答えです。

「唆す」という漢字は、「そそのかす」と読みます。「そそのかす」というのは、よくない行動をするように、おだてたり誘ったりすることを意味しています。

最後は「迸り」という漢字です。

この漢字はどのように読むと思いますか。「迸り」という漢字は「ほとばしり」とも読みますが、ここでは別の読み方を答えて下さい。

答えです。

「迸り」という漢字は、「とばっちり」と読みます。「とばっちり」というのは、本来は「飛び散る水滴」のことを意味するのだそうですが、「そばにいたために振りかかる災い。」という意味でも使われています。

1つの漢字でも読み方は1つとは限りません。送り仮名の付き方によって、異なる読み方をしなければならない場合があります。また、同じ漢字・同じ送り仮名であるにもかかわらず、「辛い(からい・つらい)」のように読み方が2通りある場合もあります。使われている状況に応じた読み方をしなければなりません。漢字の奥深さを実感してしまいますね。

難読漢字は確かに読むのが難しいのですが、なぜか興味が湧いてきませんか。漢字の問題一覧 には、難読漢字の問題も多くあります。



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