こんにちは、大家のアサクラです。
パナソニックと神保電器のスイッチを紹介した前回に続いて、今回はアメリカンスイッチやヨーロピアンテイストのスイッチなどをご紹介します。
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【アメリカンスイッチ(ノーマルタイプ)】
価格 :★★★(500~1,000円)
デザイン:★★☆
使い勝手:★★★
ありふれたスイッチはイヤだけど、予算的には余裕がない……。
そんなときにオススメなのがアメリカンスイッチです。
パチパチと上下にオンオフするシンプルなスイッチは、アメリカンスタイルのインテリアはもちろん、モダンなインテリアに幅広くマッチします。
ノーマルなホワイト以外にも、ブラックやクリーム、ブラウンなどカラーバリエーションも豊富で、価格もリーズナブル。
個性を出したいなら、スイッチ本体とプレートをあえて異なる色で組み合わせてみるのも面白そうです。
【アメリカンスイッチ(木製プレートタイプ)】
価格 :★★☆(1,500円)
デザイン:★★★
使い勝手:★★★
予算に余裕があるなら、アメリカンスイッチのプレート部分を、木製にしてみるのもオススメです。
写真はブラックのスイッチ本体にダークブラウンの木製プレートを組み合わせました。
プラスチック製にはない、高級感と落ち着いた雰囲気が出ます。
木製プレートにはナチュラルカラー(メープル)もあるので、カフェ風のインテリアや北欧デザインのお部屋なら、そちらをチョイスするのもありですね。
プレートの価格は1枚あたり1,000円くらいが目安です。
【アメリカンスイッチ(ダブルスイッチ)】
価格 :★★☆(2,500~3,000円)
デザイン:★★★
使い勝手:★★★
アメリカンスイッチを実際に導入して実感したのは、スイッチの数が増えるほど、スペースを食ってしまうということ。
日本製のスイッチのほとんどが、プレート1枚のスペースに2口~3口のスイッチを収められるのに対し、アメリカンスイッチは口数が増えると横幅が倍増していくのが悩ましいですね。
そんなときは、1プレートに2口のスイッチが入るダブルスイッチを使いましょう。
このタイプの利点は、コンセントと同じ形状をしているためスイッチとコンセントを1プレートに収めることもできる点。
うちの物件では、洗面の照明スイッチとドライヤー用電源を兼ねて設置するときに重宝しています。
カラーバリエーションも豊富なので、プレートとの組み合わせで印象は大きく変わります。
ただ、お値段はスイッチ本体で約2,000円~とややお高めなので、多用すると費用がかさみます。
ノーマルなアメリカンスイッチの中にアクセント的に取り入れるのがオススメです。
ヨーロピアンスタイルのスイッチで個性的な空間を
【陶器&金属製丸型スイッチ】
価格 :★☆☆(3,000~6,000円)
デザイン:★★★
使い勝手:★★☆
設置しただけで目を引くことまちがいなしなのが、陶器と金属でできた丸型スイッチです。
ヨーロッパの住宅などでよく見かけるタイプです。
スイッチとしては高価なので、家じゅうのスイッチをこれにするのは難しいかもしれませんが、ここぞという箇所に設置するとインテリアのアクセントになります。
注意したいのが設置スペース。
通常のスイッチプレートと形状がちがうので、リノベーションで導入するときは既存のスイッチ穴より小さくなってしまうことも。
必ず事前に業者さんに相談しておきましょう。
また、スイッチのオンオフが「バチッ」と重たいので、軽いスイッチに慣れていると使いにくく感じるかもしれません。
以前ご紹介したtoolboxのショールームでは、全体が陶器でできたタイプも見つけました。
【木製プレート&トグルスイッチ】
価格 :★☆☆(6,000~8,000円)
デザイン:★★★
使い勝手:★★☆
こちらは金属のトグルスイッチ本体と木製プレートが一体で販売されているタイプです。
やすりがけを施してクリア塗装を落としてから、「オスモカラー」のオーク色で塗装しました。
木製ドアと色合いをそろえることができたので統一感が出ました。
木製プレートは素人でも加工が容易なので、インテリアの雰囲気に合わせた加工や塗装ができるのがうれしいです。
価格も雰囲気も別格!アンティークスイッチ
【アンティークスイッチ】
価格 :★☆☆(ものによるが、だいたい高価)
デザイン:★★★+★
使い勝手:★☆☆
アンティーク家具の専門店に行くと、アンティークの照明スイッチを扱っているのを見かけることがあります。
海外製の年代物なので、個性的なデザインが多いのが魅力です。
ただし、お値段も別格で「これがスイッチの価格?」と驚くくらい高いことも。
写真のスイッチはアンティークの木製ドアを専門に扱うショップ「パイン・グレイン」で見つけたものですが、12,000円(!)でした。
アンティークスイッチはたいてい1点ものなので、他をあたって同じものを見つけるのも難しく、見つけたときに「買うか買わないか」の決断を迫られます。
僕の場合、スイッチとしてはめずらしいスクエア型のプレートと、いい具合に古びた真鍮の風合いが気に入ってしまい、思い切って購入しました。
アンティークスイッチを導入するなら注意したいのが安全性の問題。
新品の照明スイッチは電気製品としての規格を満たしたものだけが流通していますが、アンティークはそのへんがあいまいな場合もあります。
購入に際しては設置にあたっての注意点などをよく確認するべきでしょう。
個人的には、信頼の置けないお店で買うのは怖いかなと思っています。
ちなみに、次に導入しようと考えているのは、このスイッチ。
サテンシルバーのプレートが渋い海外製で、日本では「オノフォン」(onoffon)が取り扱っています。
「照明スイッチ」とひとことで言っても、本当にさまざまな種類がありますね。
みなさんも、ぜひ自分好みのスイッチを見つけてみてください。
※掲載している商品名や価格は2019年4月時点の内容です。販売しているお店によっても価格が異なります
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