スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーによる言葉をフィーチャーした東京展覧会『鈴木敏夫ジブリ展』が、4月20日(土) ~ 5月12日(日)に、神田明神に新設された文化交流館「EDOCCO」内の神田明神ホールと周辺エリアで、4月20日(土)~5月12日(日)に開催。それに先立ち、内覧会が4月19日に同会場で開催され、鈴木プロデューサーと、『千と千尋の神隠し』(01)の湯婆婆と銭婆の声優を務めた夏木マリが登壇した。

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鈴木プロデューサーは、今回の展覧会について「ジブリはこの40年、いろんな作品を作ると同時に、いろんな展示をやってきたんですが、そろそろネタ切れでして(苦笑)。今回、“鈴木敏夫の個展”と名前を変えて、新たなジブリ展を作りました」とおちゃめに挨拶。

「僕は、細かいものを取っておく癖があるんです。でも、宮崎駿という人は、自分の持っているものをどんどん捨てちゃう人なんです。彼が捨てると、僕がゴミ箱から拾ってくる(笑)。でも、それがジブリ美術館を作った時、ずいぶん役に立ちました」と言って笑いを取った。

夏木は、『千と千尋の神隠し』の湯婆婆役の役作りを振り返り「宮崎監督は、撮影監督もいらっしゃるから、細かいことをおっしゃられないんですが、ある時、『ジブリっていうのは、一番上で鈴木敏夫というのが金勘定しているから、悪役だと思ってやらないで、油屋を立て直す1人の働く女性としてやってください』と言われて。そうか、“鈴木さんの女版”でやればいいんだと。それから楽しくなった思い出があります」と宮崎監督との秘話も明かした。

夏木が「突き詰めていくと愛がある。そういう人間像を提示してくださった」と言うと、鈴木プロデューサーは「ありがとうございます。良いことばっかり言っていただいて」と恐縮した。

本展覧会では、鈴木敏夫氏の「原点」から「今」を、自身の書画やジブリ作品の資料、ポスターなどを用いて紹介する。館内では、巨大な湯婆婆のオブジェや、『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」の巨大立体模型も登場。また、湯婆婆と銭婆が様々な悩みにアドバイスをする「開運・恋愛おみくじ」も引ける。その他、ジブリグッズ神田明神ならではの授与品も並び、かき氷などのオリジナルメニューも楽しめる。(Movie Walker・取材・文/山崎 伸子)

「鈴木敏夫とジブリ展」の内覧会に登壇した鈴木敏夫プロデューサーと夏木マリ