台湾の原宿とも言われている西門町は、夜遅くまで若者たちや観光客で賑わう人気スポットです。駅周辺の賑やかなエリアから少し離れた場所に、地元民に親しまれてきた昔ながらのアイスクリーム屋さんがあります。

お店の名前は「永富氷淇淋」。静かな街角にありながら、お客さんがひっきりなしに訪れてはアイスクリームをささっと味わい帰っていきます。ピーナッツタロ芋など台湾ならではのフレーバーが豊富で、観光の合間にふらっと寄ってスイーツをいただくのにぴったりのお店です。

夜遅くまで賑やかな街「西門町」


台北MRT西門駅周辺は台湾の原宿としても知られており、夜遅くまで若者たちや観光客で賑わっています。注目のショップやグルメ店が多くあり、街歩きが楽しいエリアです。



リニューアルしたばかりの「西門紅楼」も、このエリアで人気の観光スポットの一つ。赤レンガの美しい建物の中は意外に広く、おしゃれなショップがたくさん入っています。

街角にある昔ながらのアイスクリーム屋さん「永富氷淇淋」


「永富氷淇淋」は、この賑やかな駅前から少し歩いた場所にお店を構えます。1945年創業という歴史あるお店で、台湾の昔ながらのアイスクリームを味わうことができます。

遠くからお店を観察していると、通りがかる人が次々と訪れてはアイスクリームを購入していく様子を目にします。中にはバイクでささっと乗り付けて買っていく人の姿も。台北では次々と新しい形態のお店がオープンしているにもかかわらず、その人気は全く衰えていないようです。

メニュー表には日本語表記あり


メニュー表は至ってシンプル。毎客40元と書かれていますが、このお店ではアイスクリーム三玉で40元となります。異なるフレーバー三種類を1玉ずつでもよいですし、3玉すべてを同じフレーバーにすることも可能です。



お店の入り口近くに貼られているメニュー表には、日本語表記も書かれています。まずはどのフレーバーにするかしっかりと考えてから、列に並んで注文しましょう。

ひんやり濃厚なアイスクリームに大満足


筆者は花生(ピーナッツ)、芋頭(タロ芋)、百香果(パッションフルーツ)の三種類をチョイス。青いシンプルなカップに入れて提供されます。トリプルアイスクリームで40元(約145円)と考えると、お手頃価格だなと感じます。店内にはカウンター席やベンチがあり、座っていただくことができます。



アイスクリームはどれも濃厚で、ひんやりとしていておいしいです。しっかりとそのフレーバーの味がします。きっとこのアイスクリームは台湾の方が昔から味わってきた懐かしの味なのかな、と思いながらのんびりといただきました。

おいしいスイーツが豊富な台湾。ふわふわカキ氷やタピオカドリンクなども魅力的なのですが、こういった昔ながらのアイスクリームを、地元民に交じっていただいてみるのもなかなかよいものですよ。


永富氷淇淋
住所台北市萬華區貴陽街二段68號



[All photos by Yui Imai]
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三種類のアイスクリーム