インディーゲームデベロッパーSomething Classic Gamesは、スーパーファミコン時代の日本のRPGを彷彿とさせるShadows of AdamNintendo Switch版を5月3日に発売すると発表した。日本での発売は未定。

 本作は2018年2月にPC(Steam)で発売されたタイトル。見てのとおり、スーパーファミコンRPGを彷彿とさせる16ビットの緻密なドット絵で構成されており、任天堂ハードで発売するのは、本作の方向性として相応しいといえるだろう。このNintendo SwitchSwitch版はDLCを含んだ完全版となる。なおSomething Classic Gamesは北米を拠点に置いたわずか5人で制作している開発スタジオで、本作がデビュー作だ。

(画像はSteam | 『Shadows of Adam』より)
(画像はSteam | 『Shadows of Adam』より)

 『Shadows of Adam』は霧によって外界から隔絶されたアダムの村から幕を開ける。暗黒の力が跋扈したレイス戦争以来、村は平和な日々を送っていた。だが、アダムの村の勇者オラジオは10年前に消息不明になっており、そこに再び、暗黒の力が訪れようとしていた……。

 飛空挺の様子はファイナルファンタジーIV、戦闘画面はエストポリス伝記大貝獣物語を想起させる本作。シンボルエンカウント方式の戦闘を採用しており、スキルキャラクターを育て、4人パーティーで冒険をする。戦闘システムはMPの代わりにAPを消費して行動し戦う。敵を倒したり、ターンが経過するなどして、APが補充されていくので、独自の駆け引きが楽しめそうだ。

 またこのパーティ4人はAsrael、Kellan、Curtis、Talonという名前で、ストーリーもこの4人が中心となってが展開されるという。シリアスだけではなく、ユーモアも満載。総プレイ時間は10時間から12時間ほど。先に発売されたPC版Steamでの評価も上々だ。

(画像はSteam | 『Shadows of Adam』より)
(画像はSteam | 『Shadows of Adam』より)
(画像はSteam | 『Shadows of Adam』より)

 間違いなく日本でも需要がある本作だが、すでに発売しているPC版英語版の販売のみ。Nintendo Switch版の発売をきっかけに、日本語版もリリースされればよいのだが。日本のユーザー、そしてパブリッシャーの方は本作に注目してみてはいかがだろうか。

ライター福山幸司

85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter@fukuyaman