トッテナムマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、今夏の選手獲得に1億5000万ポンド(約217億円)を費やすことを考えている模様だ。19日にイギリス紙『デイリーメール』が伝えた。

 チャンピオンズリーグ準々決勝で死闘の末にマンチェスター・Cを下し、クラブ史上初となる準決勝へと進んだトッテナム。しかしポチェッティーノ監督はスカッドにいくつかの重要な変化をもたらすことを計画しているようだ。

 同指揮官には6000万ポンド(約87億円)の補強費が与えられる予定だが、何人かの選手の放出によって追加の予算を確保するつもりだという。その候補に上がっているのは、移籍の噂が絶えないデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトに加え、来シーズンのプランには含まれていないとされるイングランド代表DFキーラン・トリッピアー、同DFダニーローズケニア代表MFヴィクター・ワニアマ、マルセイユレンタル移籍中のフランス人MFジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥの6名だという。

 そして補強ポイントには、「新たな左サイドバック」、「アルデルヴァイレルトの代役となるセンターバック」、「2人のセントラルMF」、「より創造性のある二列目MF」、「ハリー・ケインの控えFW」、「今夏で契約満了の元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテの代わりとなる長身のターゲットマン」の6点を考えている模様だ。

 ポチェッティーノ監督の就任から5年が経ち、若く経験の浅かったチームは、継続力を武器にクラブ史上初のビッグイヤー目前というところまで成長した。本格的に新スタジアムでの1年目を迎える来シーズンに向けて、お馴染みのスカッドにも大きな変化が現れるのだろうか。

トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督 [写真]=Getty Images