モンキー・パンチこと加藤一彦先生が去る4月11日に肺炎のため亡くなっていたことが報道された。享年81。まだまだご活躍していただきたかったし、長年のファンとしては残念でならない。今はただ先生が安らかにお休みになられることを祈るばかりである。

代名詞ともいえる作品『ルパン三世』については今さら説明の必要もないだろう。4月19日金曜ロードショーでは予定を変更して映画第一作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』を放送するそうである。ルパン映画の中でも「青ルパン」色が強く、他とは一線を画する内容だ。アダルトな部分も多々あり、有名な「ルパン・ジャンプ」もここから生まれた。どの程度カットされずに放送されるか今の段階では知らないのだが、楽しみに放送を待ちたい。

と前置きしたところで、今回書きたいのはアニメではなく、原作版の『ルパン三世』のことなのである。旧・新シリーズを合わせると35巻に及ぶ長大な作品だが、ほとんどが一話完結の内容なのでどこから読むこともできる。アニメ化されたときにかなりキャラクター寄りの話になったが、原作版ではそれよりも奇抜なトリックや読者に先を読ませないプロットのほうが重視された。他に類例がないほどのアイデア量が詰め込まれた、一大娯楽作品なのである。これを読まないのは人生の損だと私は思う。
金曜ロードショーをご覧になった方がコミックを選ぶお手伝いとして、今回は全35巻から私の選ぶベスト10をご紹介したい。全部で10本と思ったのだが、さすがに無理だ。『ルパン三世』と『ルパン三世 新冒険』を合わせた旧シリーズと、『新ルパン三世』で分けて、それぞれ10作を選んでみた。

モーリス・ルブランの原作本歌取りからスタート
では旧『ルパン三世』からまずは10作を。順不同と思っていただきたい。タイトルの後ろの数字は双葉社パワァコミックスの巻数を表している。

「脱獄」(1)
第1シーズンで第4話「脱獄のチャンスは一度」としてアニメ化されているので内容をご記憶の読者も多いだろう。この話が重要なのは、連載第1話ルパン三世颯爽登場」の結末で初登場のルパンが逮捕され、第2話が脱獄エピソードになるという展開が、モーリス・ルブラン『怪盗紳士リュパン』の本歌取りになっている点だ。あまりにこの回が印象的だったため、ルブランの短篇を読んだとき、「あれ、話が違う」と思ってしまったほど。ルパンの脱獄ものはよくあるが、旧シリーズではもう1作、連載再開後に書かれた「ニセ巌窟王」(10)がお薦め。こちらのほうがよりハードで劇画的な内容である。

ルパン殺し」(2)
次元大介初登場回。パワァコミックスでは第1巻収録の「魔術師」(アニメの「魔術師と呼ばれた男」原作)ですでに顔を出しているが、連載時は14回なので、第10回だったこっちのほうが先である。パワァコミックスはけっこう収録順が入れ替わっているのだ。このときの次元大介ルパン殺しの異名をとる血も涙もない刑事である。初期ルパンは、登場人物がファミリー化しておらず、各話ごとに設定どころか役柄が変わる。峰不二子などは特にそうだが、次元大介もそうなのであった。読みどころは次元とルパンの対決がどういう結末を迎えるかというところにある。銭形の一言で見事に決まった落ちがつくのだ。

「ナサケ御無用」(2)
この前の「どじ」から続く前後編の物語である。死体に縫い込んだダイヤをめぐる作戦で、ルパンが手下を集めるところから始まる。初期の次元大介はけっこうコメディリリーフ的な役回りをさせられることが多かったが、これもそういうお話。襲撃ものを一本入れたかったのと、なんといっても落ちのトリックがいい。英国探偵小説の某古典作品を読んでいるような、とだけ書いておこう。願わくばもう少しページ数があったら、というのはないものねだりか。

ギャグだけじゃなくてシリアス顔だってあるんだぜ
「トブな悪党」(3)
コミカルなだけがルパンではなく、たまには100%シリアスな話を。某国にのみ自生するコブラケシは強烈な毒ガスの原材料となる。それを国外に持ち出そうとする者たちをルパンは撃退するのだ。その行為によって兄を殺された峰不二子が、ルパンに復讐するためにやってくる。ヒロインの名前は雑誌掲載時は違っており、不二子になったのは単行本収録時だ。初期ルパンではありがちなこと。「さらば愛しき魔女」としてアニメ化されたが、すっきりとしたロマンスものになっている原作のほうが私は好き。ハードものではもう一作、「あるヤングマンの場合」(4)もいい。こちらは少年犯罪を描いた作品だ。

「ジャリ」(4)
原作ルパンは〈アドベンチャー・シリーズ〉〈エロチック・シリーズ〉など、ミニ・シリーズのタイトルが冠されていることが多かった。作風もそれによって変わり、〈角帽シリーズ〉ではルパンが東大(東西南北大学)の学生になり、ウーマン・リブ運動や学園紛争などに首をつっこむ。この「ジャリ」は、ルパン少年期を描いた〈告白シリーズ〉4部作の最終話だ。ここまで触れてこなかったが「ルパン帝国」という設定がある。初代であるアルセーヌ・ルパンから受け継がれ、現在は三世が当主となる地下帝国である。最初に言及があったのは「健在ルパン帝国」で、以降も何度かそれにまつわるエピソードがある。最初の最終回である「さらば愛しきルパン!」(10)もそうで、この話にのみルパンの母親が登場する。「ジャリ」は脱獄してきた父、すなわち二世とルパンとが帝国の継承権を賭けて対決するのである。二世、かっこいいぜ。

「123死56」(5)
五右エ門から錬金術の秘密を盗むという〈五右エ門〉シリーズの1作で、追手から逃げのびて小屋に閉じこもった悪党たちが生き残りをかけて殺し合うというデスゲームものだ。同趣向の中でこれを選ぶのは、最後の落ちが秀逸だから。『ルパン三世』にはけっこう定型があり、最後に女に逃げられて終わるとか、爆発に巻き込まれてルパン黒焦げ、というような安心と信頼の落ちがあるのだが、それらのどれとも違う。『新ルパン三世』になると話全体がパズルのようになっていて、最後の一コマで種明かしがされるというようなパターンが増えてくるが、その先取りのような話だ。ちなみに4巻の最後「殺しのない日」で五右エ門はルパンの仲間になるのだが、本編では再び対立している。「殺しのない日」の〈武道シリーズ〉と〈五右エ門シリーズ〉の収録順が入れ替わったためだ。

モンキー・パンチ先生の奥深さを見よ
「第1人称」(7)
変則的な物語。冒頭で「このコミックスの主役は……!! ルパン三世ではない……!!峰不二子でもない……!! もちろん次元や銭形警部でもない…!!そうアナタ自身が主役なのです……!!」と宣言され、一人称で話が進んでいく。語り手はルパンを発見した男で、賞金100万円が欲しくて通報しようとする。そのためにルパンに狙われて、という話だ。こういう変則的な物語は他にもあり、たとえば「ルパンに関する12章」ではモンキー・パンチ自身が登場してルパンについて取材するという内容だ。さまざまな表現形式に挑戦していた、好奇心旺盛な作者らしい一篇である。

「バカとハジキは使いよう テッテイ篇」(8)
「テッテイ篇」「ナンセンス篇」「サスペンス篇」「エロチック篇」とある。この回をとったのが、ふとしたことから五右エ門とルパンが諍いを起こし、仲間割れをするという話が軸になっているからだ。五右エ門との友情話には傑作が多いのだが、これを取っておく。第二シーズンにアニメ化された「五右エ門の復讐」(13)を取る人も多いと思うのだが、私はこっち。最後の「オーイありがとう五右エ門」とルパンが追っかけていく場面がいいのよね。

「能ある悪党は牙かくす その3」(9)
これをとらないわけにはいかないだろう。「ルパン三世 ルパンVS複製人間」の敵・マモーの原型である、魔毛狂介登場回だからである。時間航行の能力を持った魔毛に狙われ、ルパンが初めて絶望する。慰めを求めて女を抱こうとすると、その相手が消滅するというのが残酷だ。魔毛によって消されたのである。絶対絶命の状態からの逆転劇が読みどころ。この〈能ある悪党は牙かくす〉シリーズはどれも傑作で、不二子ルパンの関係を描いた「その2」もいい。8巻に収録されている「任侠ルパン節」が本来の「その1」なのだが、この話、なぜかルパンが着流しで登場する。不思議だったので作者取材時に聞いてみたところ、「そのときどきに観た映画に影響されることがよくあった。たぶん任侠映画を直前に観たんだな」というお答えが返って来てびっくりしたのであった。

ルパン勧進帳」(11)
「アクション」誌上での連載は前出の「さらば愛しきルパン!」をもって一旦終了する。この回に出て来る敵役が次の連載である『パンドラ』たちなのである。その後、TVアニメの放送開始もあって1971年から『ルパン三世新冒険』として連載が再開する。この時期の特徴は、個性的な敵役が登場してルパンと闘いを繰り広げるという内容が多かったことだろう。死体をも動かす天才催眠術師・ドクター不乱剣、ルパンもその残酷さではかなわない20面相、詐欺師ラスプーチンなどなど。しかし『新冒険』から1作選ぶなら、これまた前出の「五右エ門の復讐」(13)か、この「ルパン勧進帳」である。アルセーヌ時代からの恩義があるという一族の娘・ソーニャを助けるためにルパンが命を懸けて奔走するという話で、ルブランの原作にあった騎士道精神も盛り込まれているし、なんといっても、『カリオストロの城』におけるクラリスとの関係さえも彷彿とさせるではないか。また、この一篇はト書きが多用されていて、白土三平の忍術漫画を思わせる。意識していたかどうか、ご本人に聞くべきであった。

この洗練、このナンセンス、このアイデア
そして『新ルパン三世』である。『新冒険』の連載終了が1972年、その5年後である1977年から連載が始まった。やはり第2シーズンのアニメが始まった影響が大きかったとは思うのだが、当時の「週刊漫画アクション」の押しぶりは尋常ではなかった。とにかく毎号表紙はルパン。エピソードをいくつか抜粋しての増刊号も頻繁に出た。旧『ルパン三世』はシネマノワール的、『新冒険』はアクションムービー風という違いがある。いずれにせよ無国籍な内容なのだが、『新ルパン三世』ではそこにナンセンスの味わいが加わったように思う。ウィキペディアにはTVアニメに合わせてギャグシーンが増えた旨の記述があるが、私の意見はちょっと異なる。作者の意図は、劇画風の熱気や泥臭さを取り除いて、洗練を極めることにあったのではないか。前述したように、この時期の作品には最後の1ページが大ゴマで終わるものが圧倒的に多い。何が起きていたのか、という説明、事件の後に来る余韻、そういったものを一コマで示してみせるのである。プロットも無駄なく整理され、落ちに向けて流れるような話運びとなった。個人的には、最も好きな連載はこの『新ルパン三世』だ。そこから10作選ぶのは至難の業なのだが、やってみた。旧と同じように順不同である。

ルパン一家勢揃い」(1)
 まずは第一話から。5年ぶりにルパン・ファミリーが勢揃いするという内容になっている。旧シリーズでは必ずしもファミリーという設定は重要ではなく、むしろルパン帝国の一員といった役割を各人が割り振られることが多かったのだが、キャラクターがさらに強化されたのが『新』の特徴である。後で紹介するように、ルパン三世や他のキャラクターが登場せず、次元や五右エ門らがピンで主役を務める回もかなりある。そういうわけで主要な登場人物を次々に紹介しなければならない大事な回なのだが、ファミリーの見せ場が数珠つなぎになっているテンポのいい展開など、理想的な第一話と言っていいのではないだろうか。なお、本編はある点で最終回「完結篇」と呼応する内容になっている。『新ルパン三世』全21巻を読み切った人だけにわかる、意味のある円環だ。

『新ルパン三世』はキャラクター劇
「ウエスタン次元」(3)
初期巻には「ロータ・猿宇の忠告」(1)や「鉄トカゲ」(3)など、話の起伏が大きい上にサービスカットも多く、さらに落ちの切れもいいなど、名作が揃っているのだが、その中からあえて次元大介主役回のこれを。ルパンも登場するので単独出演ではないが、孤立無援の状態でライバルに狙われながらひたすら逃走するというしんどい役を振られている。国境の扉が閉じてしまうまでのタイムリミットスリラーであり、ある事情から自慢の銃の腕が発揮できないという、縛りを加えられた状態での闘いを強いられるのだ。この他の次元主役回ではネズミ一族との対決を描いた「次元出ずっぱり」(9)、脱獄ものの「次元ばくだん」(18)などがあるが、一作挙げるとしたらルパンとの切っても切れない関係を描いた「次元劇」(15)だ。

「盗怪道五十三次」(4)
続いては五右エ門主役回を。五右エ門は二の線の役柄を振られた主役回が多く、名剣「流星」に勝ちたいと願う刀鍛冶の父娘につきまとわれる「五右エ門流し」「五右エ門星」(7)、一人でゴードンマフィアと闘おうとする少年を守る「五右エ門剣」(13)などがあるが、一作選ぶとしたら私ならこれだ。ネズミに捕らわれ、ルパンの弱点を聞きだすための拷問にかけられる五右エ門と、そんなことは露知らず女ネズミとの情事にうつつをぬかすルパンの姿が交互に描かれる。最後の決闘における逆転がよくて、『新ルパン三世』がファミリーの物語であることを痛感させられるのである。

「だんまり」(6)
いくつかある無声劇の一つだ。ルパン青春篇とでも呼ぶべき内容で、挑戦状をたたきつけてきたネズミ一族の幹部、吉三は幼なじみの親友であった。かつては同じ女を愛したこともあり、という過去が台詞を省いた回想で綴られていく。最後まで一言も発されることはないが、ある効果音で終わる。その幕切れのやりきれない感じと余韻がいいのである。全21巻中の異色篇であり、滅多に見せないルパンの表情が描かれる。

毎回最後のページが楽しみでしかたなかった
「実録ルパン」(7)
前後編で「ドキュメント狂」からの続きになる。「銭形警部死す」という記事の乗った新聞がルパンの元に届けられるが、それは偽新聞だった。ルパンをおびき出してドキュメント映画を製作しようという大学生たちの狙いは、やがて意外な方向へと逸れていく。前後編を読むとわかるのは、これが実は不二子の物語だったということである。最後に不二子がとった行動は意外そのもので、『新ルパン三世』191話の中でも他に例がない。この7巻は、彼女がルパンと対抗してある秘密を守ろうとする「不二子不死」など主役回が多く、さながら峰不二子巻の感がある。ファンの方にお薦め。

「さてお立ち合い」(8)
 先に書いたように『新ルパン三世』には最後の大ゴマで種明かしがされるものが多い。また「ルパン式飛び出す絵本」(4)や「ウラ」(6)のように奇抜な設定の舞台で起きる事件を扱ったものもあって、パズル性が非常に高いのである。その中でも本篇は展開のおもしろさや最終ページでルパントリックが明かされたときの衝撃の大きさなどで印象に残る。主役は『新ルパン三世』オリジナル・キャラクターの「刑事メロン」ことメロン奇一だ。奇術を得意とする変わり種の刑事で、銭形ともたびたびコンビを組んでいる。本来であれば銭形主役回も一本選びたかったのだが、本数に余裕がないのでこちらを。銭形ものだったら「龍」(9)がいいと思う。ルパンの素顔を知る男と銭形の物語である。

天上天下」(9)
これも落ちで選んだ一篇だ。詳しく説明はしないが、最後のコマで、あっ、と思わされることは必至で、ちょっとした考え落ちになっている。こういうもので好きな人には、次元単独出演の「奇103号」(13)もお薦めしておく。ホテルの一室が舞台になっている密室劇で、ある女性が次元と同じベッドで目覚めるところから始まる。次元か女性か、どっちかが部屋を間違えたのだ。その押し問答から裏にある企みがわかる流れがおもしろい。

そして最終回へ
「安全ベルト」(11)
子供が出て来る話も入れておきたかったのでこちらを。ルパンダイヤの隠し場所を知る男の子を守っていろいろな罠の場所を切り抜けていく。タイトルの意味がわかるのはやはり最後の1コマなので、これも詳しくは内容に触れない。少年少女の出て来る話では前述の「五右エ門剣」があり、ルパンが彼に憧れて泥棒修業をしたいとつきまとう娘(クラリスかっ)に悩まされる「地獄志願」(11)もいい。変わり種は「死闘!!不二子ルパン小僧」(4)だろう。『ルパン小僧』は「週刊少年アクション」に連載された作品で、ルパン不二子の間の子供とされる少年が主人公だ。つまり母子の対決ということになる。どういう経緯でこれが描かれたかは未詳。

「ようこそアダルトランドへ!!」(12)
これは他の作品よりも長く、12巻のほぼ半分を占める。殺人や暴行などありとあらゆる不品行な行為が可能となるアダルトランドが舞台の話だ。もちろん生身の人間ではなく、ロボットが相手なのだが、入場者の安全も保障しない、と最初に断りが入る。作中の台詞にもあるが、似たような設定のSF映画「ウエスト・ワールド」が着想の原点だろう。ここに次元・五右エ門と銭形が正体される。なぜかルパンは不在であり、彼がいったい何をしているのか、というのが関心事となって話が進んでいく。異色の展開なのだが、最後まで読むといつものルパン話になって安心するのである。

シャードック」(17)
『新ルパン三世』は終盤になると連続もののエピソードが多くなった。この「シャードック」に始まり18巻も丸々使った連作がその初めで、第19巻のサンフランシスコ篇、第20巻のヤップランド篇、第21巻のバッド・シティ篇と続いていく。シャードックとは絶対に間違わず、ルパンの行動を読み切る無敵の探偵の名前だ。おもしろいのは、彼は自身が天才なのではなく、ワトソンというパートナーが知恵袋としてついているという点で、ルパン・ファミリーは全員が投獄されるなどピンチに陥る。ただしシリアス一途ではなくて、シャードックの自称頼れるパートナーである万屋十完が登場した後は、彼がコメディリリーフになって話が進んでいく。
連作のどの回もいいので、最初の「シャードック」を挙げることにしたが、この回にはモンキー・パンチ自身が出てきて「もうこんりんざいルパンとはつきあいたくねェ」「第一もうルパンに関するネタもなくなっちまったわッ」とこぼすのが本音が覗いているようで興味深い。ここから21巻の「完結篇」までは、長い長い作者の幕引き闘争だったということか。ただし「完結篇」の後ろに添えられたおまけの「モンキー・パンチ密着コーナー」では「もう二度とルパン三世を描くことはありませんでしょう」と海外脱出を図るモンキー・パンチの前に「宇宙からの報告第一報 ルパン三世より」と書かれた巨大な包みが降ってくるのだが。

モンキー・パンチ先生。あそこに書かれたルパン三世の活躍、いつか読ませてくれるんだと信じて、私はずっと待っていたんですよ。

なお旧シリーズの雑誌初出については「原作ルパン三世マニアックデータリスト」から多くのご教示をいただきました。ありがとうございます。
(杉江松恋)

同じくモンキー・パンチ・マニアの福井健太氏と同行取材した際にいただきました。後でマネジャー氏から、「取材はたくさんありますが、あそこまで本人の忘れていることまで聞いてくださる方は珍しいです」と言っていただいたのは一生の勲章です。