勉強がよくできる、知識が豊富、当意即妙に答えることができるなど、「頭が良い」と言われる人の特徴は様々ですが、概して「記憶力」が関係しているように思われます。今回の無料メルマガ『1日1粒!『幸せのタネ』』では著者の須田將昭さんが、「頭が良い」ということと「記憶」の関係、そして記憶のメカニズムについて記しています。
頭が良いというのはどういうこと?
そもそも「頭が良い」というのはどういうことを言うのでしょうか?あの人は頭が良いねぇ…というのはどんな時に使いますか?
- いろんな知識が瞬時に出てくる
- 難しい話をすぐに理解する
- 複雑な計算をあっという間に解く
- 難しいことを分かりやすく説明する
他にも色々思いつくでしょう。いろんな「現象」を見て、「頭が良い」という印象を抱くと思います。
どのような場面でも、非常に大雑把な言い方をすると
- たくさんの知識が頭の中で有機的に関連づけられている
- 論理的に考えをつなげていくことができる
という2点がベースにあると思います。
まずは「記憶」について書いてみましょう。もともと脳内にはたくさんの情報が詰まっています。想像以上に記憶というのは膨大な量です。ところが、それが必要な時にうまく引き出せない…、そうなると「頭の働きが弱いなあ」と思ってしまうのです。
「記憶」のメカニズムでわかってきていることの一つは、「情報は単独ではない」ということがあると言えるでしょう。必ず何かしら別の情報と一緒にあります。
たとえどんなに単純な知識、「イギリスの首都はロンドンだ」ということであっても、イギリスやロンドンについて知っていることが必ずどこかにあるはずです。
記憶を引き出す一つのコツは、関連したものをきちんと作り、それを「フック」として使い、それで引きずり出す、という作業をするということです。
3日前の晩御飯を思い出すのは難しい…、セミナーなどでよく使うネタですが、これは「日常」というのは変化に乏しく、何か気になるものが作りにくいからです。同じ景色の中で、同じ食器を使い、中身だけが違う…という記憶は思い出しにくいのです。3日前と4日前の違いが明確にしにくいからです。
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