皆さんの職場ではどうしていますか?

男女平等が強く叫ばれるようになり、「男は力仕事」「女はコピー取り」といった職場内での性別役割分業が改められつつある。ただ、まだ時代の変化に対応せず、そういった考えが当たり前になっている企業は多い。

ガールズちゃんねるに先日、「職場の客茶出しは女性の仕事?」というスレッドが立った。スレ主が勤める従業員数200人ほどの職場では、来客があると女性社員にお茶汲みが頼まれるという。

「お茶汲みで給料もらえれば気楽という意見もあると思いますが、感情的にはやはり納得いきません」

と不満を綴った。(文:石川祐介)

「うちはペットボトル出すだけになった」「今どきそんな会社あるの?」

スレ主の主張も空しく、スレッドにはむしろ積極的にお茶を出したいという意見が非常に多かった。

「責任ある仕事したくないからお茶汲みでお給料もらえるなら私はむしろお茶汲みしたい人」
「女性の私でもお茶は女性に出されたい。なんか余計な緊張が抜けて和むんだよね」
「何となくハゲたおっさんよりおばちゃんやお姉さんのいれたお茶のがおいしいかなって思う」

男性が入れたお茶は雑というイメージが付いているのか、女性からも、女性にお茶を入れてほしいという意見が散見された。

「何でもかんでも男女平等にさせようとする風潮嫌い」
「重い荷物は男性が率先してするのと同じで女子はお茶出ししても良いのでは?」

性別で役割を分けることが苦にならない人も少なくない。男女で力に差があるのは自明だが、性別でお茶出しの得意不得意は分かれないだろう。ステレオタイプは根強く残っているようだ。

他にも「暇ならやる。仕事つまってる時は手が空いてる人がすればいいと思う」と余裕がある時ならお茶入れをしても構わないという声もあった。誰かがやる、女性がやる、と決めるより、その時々で柔軟に対応する方が効率も良さそうだ。

「うちは上がそれ気にして、ちっさいペットボトル出すだけになった」
「基本ペットボトル飲料だよ 今ってそういう時代なんじゃないの」

最近では、小さいペットボトルで来客にお茶を出す企業が増えているようだ。お茶出しという業務が生じず、出された側も持ち帰ることが出来て合理的だ。女性がお茶出しをしているという投稿に「今どきそんな会社あるの?」と驚く人もいる。「男がやれ」「女がやれ」と押し付け合いをするのではなく、その業務は本当に必要なのか見直し改善することで、快適なオフィスが作られるはずだ。