明治安田生命J1リーグ第8節が20日に埼玉スタジアム2002で行われ、浦和レッズヴィッセル神戸に1-0で勝利した。

浦和は3試合ぶりの勝利を手にした前節と同じ先発メンバーを継続起用。電撃的な監督交代で衝撃が走った神戸はキム・スンギュが5試合ぶりの先発メンバー入りを果たしたが、アンドレス・イニエスタダビド・ビジャが欠場した。

試合は8分、バックパスを受けようとした大崎のスリップに乗じてボールをかっさらった興梠がボックス右まで持ち込むと、ダンクレーのファウルを受けてPKのチャンス。これを興梠自らゴール右隅に決め、浦和が先制する。

ミスから早々に失点した神戸はボールの主導権を握る展開に持ち込むが、人数をかけて自陣にブロックを固めて対応してくる浦和の守りに苦戦。幾度かシュートに持ち込むが、決定機らしい決定機を作りだせず、攻めあぐねる。

迎えた後半も神戸がボールを支配する展開で進むが、浦和が前半と同様、タイトな守りからの速攻で応戦。武藤が早々にシュートを放っていくなど、執拗以上に神戸に流れを明け渡すことなく、安定したゲーム運びを続ける。

何とか早い段階で追いつきたい神戸は54分、セットプレーの流れからゴール前に残っていた大崎に決定的な場面。だが、ゴールマウスから近い位置で放ったシュートは大きく枠を外れ、神戸は同点のチャンスを逃してしまう。

その後も神戸がより攻勢を強めていくなか、浦和は57分に負傷の橋岡とエヴェルトンに代えて、宇賀神と長澤を投入。続く71分、最後のカードで柏木を下げてマルティノスをピッチに送り込み、守勢続く展開からの脱却を図る。

攻勢続く神戸はルーカス・ポドルスキや小川、三原を下げ、田中や増山、初瀬を立て続けにピッチに送り込むが、浦和がシーズン2度目の2連勝を飾ると共に4戦目にしてホーム初白星。神戸は監督交代実らず、3連敗となった。

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