明治安田生命J1リーグ第8節の松本山雅FCvsサガン鳥栖が20日にサンプロ アルウィンで行われ、1-0で松本が勝利した。

直近2試合負けなしの12位・松本(勝ち点8)は、1-1で引き分け湘南ベルマーレ戦からスタメンを1名変更。GK守田に代えてGK村山が先発メンバーに名を連ねた。

ここまで1得点しか奪えていない最下位の鳥栖(勝ち点4)は、0-1で敗れた前節の川崎フロンターレ戦からスタメンを2名変更。藤田、原川に代えてニノ・ガロヴィッチ、フェルナンド・トーレスがスタメンに起用された。

試合はホームの松本が先に試合を動かす。10分、敵陣中央でパウリーニョがボックス左に浮き球ボールを送る。反応した前田がDFを振り切って左足でシュートを放つと、これがGK大久保の頭上を射抜いた。ホームチームが前田のJ1初ゴールで先制する。

追いかける立場となった鳥栖は25分、バイタルエリア右から金崎がボックス右にパス。フェルナンド・トーレスがDFを背負いながらボールを収めると、走り込んできた金崎にリターンパスを送る。右足でシュートを放ったが、ゴール右に外れた。

試合は鳥栖が主導権を握り推移。敵陣深い位置まで侵攻し、クロスを送るが、松本の粘り強い守備の前に決定機を作ることができずに試合を折り返す。

後半、先にチャンスを作ったのは松本。49分、敵陣左サイドの深い位置からパスを受けた高橋諒がワンタッチでボックス内左に侵攻。だが、タッチが大きくなってGK大久保に処理されてしまう。

同点に追いつきたい鳥栖は57分、自陣ハーフウェイライン付近でDFと入れ替わった金崎がフェルナンド・トーレスにパス。そのままボックス手前までドリブルで持ち運んで二対一の局面を作り、並走してきた金崎にパスを送るが、わずかに合わずチャンスを生かせない。

鳥栖は続く65分にも決定機。ショートコーナーからボックス左でボールを受けた金崎がシュートを放つ。だが、ゴールライン上でパウリーニョにクリアされてしまう。

攻勢の鳥栖は徹底的にサイド攻撃を仕掛ける。しかし、クロスの精度を欠いてしまいボックス内の味方とは合わない。この状況を打開すべく84分に最後の交代カードで金崎に代えて豊田を投入する。

最後までパワープレーを試みた鳥栖だったが、ゴールを奪うことができず1-0で終了。勝利した松本はホーム連勝を飾り、3試合負けなしで勝ち点を「11」に伸ばした。対して、敗れたサガン鳥栖は再び得点を奪うことは出来ず、3連敗で最下位を抜け出すことはできなかった。

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