密猟者がライオンに食べられ頭だけに

南アフリカのリンポポ州に位置するクルーガー国立公園は、豊かな生態系を有する人気観光スポットだ。しかし、生息する動物たちの命を奪おうとする密猟者は後を絶たない。

4月2日にも、サイの密猟に及んでいた男が、公園内で死亡。レンジャー隊が捜索したところ、男のズボンと頭部、そして弾の込められたライフルだけが発見されたという。

4月1日夜、男は3人の仲間とともに、サイを狙って公園内に侵入。しかし、途中で男がゾウに襲われて死亡し、仲間らは「通行人に見つけてもらえるように」と道路に遺体を運び出したという。

男の家族は、仲間の密猟者から「彼は死亡した」との連絡を受け、一家はレンジャー隊に捜索を依頼。

翌日朝まで捜索は難航したというが、男は頭だけの無残な状態で発見されたという。隊員のグレンフィリップス氏によると、男はライオンの群れに食べられてしまったとみられている。

「違法な手段でクルーガー国立公園に足を踏み入れることは賢明ではありません。
この出来事の証拠品がその危険性を表しています。彼の娘たちに死を伝えることはとても悲しいものでした。さらに悲しいことに、彼の遺体がほんの一部しか回収できませんでした。」

これを受け、警察が捜査を開始し共犯者3名を逮捕。銃器の違法所持と無許可の狩猟の罪で起訴され、4月の第2週に裁判が予定されている。

近年、アフリカではサイのツノを狙った密猟行為が横行している。これは、中国やベトナムでツノが漢方薬として重宝されているからである。両国の経済発展に伴い、取引価格が上昇していることから、密猟に拍車がかかっているという。

 

参照元:CNNFacebook

【衝撃】密猟者がゾウに殺害される→ライオンに食べられ頭だけの状態で発見