前半4分にフォーデンのプレミア初ゴールで先制 1点を守り切って勝利

 プレミアリーグ2位のマンチェスター・シティは現地時間20日、ホームで3位トットナムと対戦。開始早々の先制弾を守り切り、1-0の勝利を収めている。

 上位対決というだけでなく、17日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でも対戦した両チームの“再戦”としても注目を集めたこのカード。シティは勝てば首位浮上という一戦でもあり、トットナムにとっても来季のCL出場権(4位以内)確保のために負けられない試合となった。

 試合は前半5分に早くも動く。シティMFベルナルド・シウバが右サイドでボールを持つと、中央に切れ込んで左足でクロス。これをファーサイドでFWセルヒオ・アグエロが折返し、中央のMFフィル・フォーデンが頭で決めてプレミアリーグ初ゴールとなる先制点を奪取した。

 トットナムもFWソン・フンミンとMFクリスティアン・エリクセンが決定機を迎えたものの、シティがGKエデルソンを中心とした守備でゴールを許さない。前半38分にMFケビンデ・ブライネが負傷交代するアクシデントもあったが、前半はシティが1-0のまま折り返した。

 後半は前半に比べて静かな展開となり、互いにスキをうかがうような内容に。追加点を取りたいシティが徐々に攻勢を強め、アグエロとFWラヒーム・スターリングを中心に敵陣深くまで攻め込んでいくが、5バック気味に守るトットナムの守備陣をなかなか崩せない。

 すると後半21分、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督はアグエロを下げてFWレロイ・ザネを投入。同26分にはザネの突破からスターリングが決定機を迎えたが、GKパウロガッサニガのファインセーブに阻まれた。その2分後にトットナムFWルーカス・モウラにも決定機が生まれたが、GKエデルソンが落ち着いた対応で防いでいる。

 その後も緊迫した展開が続いたが、シティは最後まで無失点で試合を終え、1-0の勝利。大会が違うとはいえ、トットナムに勝ち上がりを許したCLの“リベンジ”を果たす格好になった。

 この結果により勝ち点を「86」に伸ばしたシティは、「85」のリバプールを抜いてプレミアリーグ首位に浮上。残り4試合に全勝すれば、リバプールの結果に関係なくリーグ連覇の偉業を達成することになる。(Football ZONE web編集部)

マンチェスター・シティがリバプールを抜き首位に浮上した【写真:Getty Images】