俳優の堤真一ナインティナイン岡村隆史がダブル主演を務める映画『決算!忠臣蔵』の公開日が11月22日に決定。また追加キャストとして、お笑い界から岡村の先輩であるよしもとのベテラン勢、木村祐一、板尾創路村上ショージの3人が出演することが発表された。

【写真】『決算!忠臣蔵』に出演する木村祐一、板尾創路、村上ショージ

 本作は、赤穂浪士の討ち入り計画の実像を、大石内蔵助が実際に残した決算書を基にお金の面から考察した山本博文の著書『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)を実写映画化したもの。主君・浅野内匠頭の仇を討つため、その妻・瑤泉院から預かった上限予算9500万円以内で何とか討ち入りするべく、爪に火を灯すように日々の生活費や江戸までの旅費、武具までにも「これなんぼ?」と問い詰める口癖の内蔵助をはじめ、「忠臣蔵」の実像を<予算>と<関西弁>を切り口に描く。内蔵助を堤、彼を支える貧乏なそろばん侍・矢頭長助を岡村が演じる。監督と脚本は『殿、利息でござる!』『忍びの国』の中村義洋

 木村は大石内蔵助の右腕として浪士を統べる赤穂藩一の熱血漢・原惣右衛門役、板尾は赤穂藩の討ち入りを阻止すべく画策する大垣藩家老・戸田権左衛門役、村上は赤穂の塩で大もうけしたカネに汚い塩問屋の主人・前田屋茂兵衛役を、それぞれ演じる。

 木村は「事実も史実も捉え方ひとつでこんなにも笑える。現実っていうのも、遠くから見ればコメディなのでは?」と改めて本作の魅力を語った上、赤穂浪士に振り回される大石内蔵助を演じた堤に「ツッコミ担当お疲れ様でした!」とねぎらいの言葉を贈った。

 自身も監督として活躍している板尾は「京都太秦での映画の撮影には特別感があるので楽しみにして参加しました」と京都での撮影に特別な感情を抱いていた様子で、「共演者から『この現場はいいね!いい絵が撮れてる!スタッフ最高!』などの嬉しい声をたくさん聞きました」と話している。

 村上は真冬の京都での撮影を振り返り、「寒い寒い身体も凍れる撮影の日でした。カイロを貼り、全身震える中、役者さんの役に対する凄さに只々感心させられた私でございました」と語っている。

 映画『決算!忠臣蔵』は11月22日より全国公開。

映画『決算!忠臣蔵』に出演する(左から)村上ショージ、木村祐一、板尾創路(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会