『死霊のはらわた リターンズ』のような“怖いのに笑える”ドラマがお好きな方に観ていただきたいのが、Netflixで人気のオリジナルドラマシリーズ『サンタクラリータ・ダイエット』。“ゾンビ×明るいホームコメディ”というギャップのある組み合わせが、最高に面白い。現在シーズン3までNetflixで独占配信中。
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1話当たり30分とコンパクトで観やすいのも嬉しい。ゾンビが主人公だが、そこまでグロテスクではないので、ゴールデンウィーク中にイッキ観するのに最適だ。
主演は、『E.T.』『チャーリーズ・エンジェル』『50回目のファースト・キス』のハリウッド女優ドリュー・バリモア。
『サンタクラリータ・ダイエット』ってどんなドラマ?
シーラ(ドリュー・バリモア)とジョエル(ティモシー・オリファント)は、郊外で一緒に不動産業を営むラブラブ夫婦。ひとり娘アビーとの3人家族で、仲睦まじく暮らしていた。
しかしある日突然シーラの体に異変が起こり、意識はそのままの状態で“人喰いゾンビ”体質になってしまった!
なぜ、シーラはゾンビ化したのか。理由もわからないまま、シーラ&ジョエルは新鮮な人肉を求めて“とびっきりのクズ野郎”を狩りに出かけるが……。
ここが見どころ!
人喰いゾンビが主人公ということでグロ&スプラッターシーンは多めだが、それほど怖くない。映像も全体的に明るく清潔感があり、ゾンビドラマなのに笑いながらリラックスして鑑賞できる。
「どうせ人を食べるなら、世直しも兼ねてとびっきりのクズを狙おうよ!」ということで、夫婦で協力しながら狩りをするシーンが見もの。
客観的に見たら人殺しなのだが、やむを得ない状況でそれを必死に正当化する家族の絆は、なんだか心温まるような、寒気がするような……。
「♪グッモーニン、グッモーニン~」と軽快な音楽に合わせてフレッシュな人肉スムージー(材料は悪人)を笑顔で作り、それを飲みながら朝のウォーキングをするシーンがシュールすぎる。
バカバカしくて荒唐無稽に見えるが、随所にピリッと風刺が効いているドラマだ。
Netflixオリジナルシリーズ
『サンタクラリータ・ダイエット』シーズン1~3独占配信中
関連サイト
サンタクラリータ・ダイエット | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
text吉野潤子
(d.365)
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