ホームで横浜FMに3-0快勝、試合の流れを決めた圧巻の一撃に脚光

 北海道コンサドーレ札幌は20日、本拠地札幌ドームJ1リーグ第8節の横浜F・マリノス戦に臨み、前半に3連続ゴールを奪って3-0と快勝した。序盤から猛攻を見せたなか、開始9分にDF福森晃斗が決めた直接FK弾が脚光を浴びている。

 試合は開始4分、スルーパスに抜け出したタイ代表MFチャナティップが、GKの動きを見極めて冷静に右足を振り抜き、幸先良く先制ゴールを奪った。勢いに乗る札幌は同8分、左サイドからのロングボールに反応した日本代表FW鈴木武蔵が裏に抜け出すと、相手DFに倒され、ゴールまで約25メートルの位置でFKを獲得する。

 ゴール正面やや左、キッカーを務めた福森が細かい助走から左足を振り抜くと、美しい弧を描いたシュートはゴール左ポストの外側から巻くようにニアサイドを強襲。横浜FMのGK飯倉大樹も反応したが、ボールに触ることはできずにネットを揺らした。

 データ分析会社「オプタ」公式ツイッターによれば、福森がJ1で直接FKから得点を決めたのは2018年9月1日ヴィッセル神戸戦以来、出場17試合ぶりのこと。今季リーグ戦では8試合連続のフル出場中で、これが初ゴールとなった。Jリーグ公式YouTubeチャンネルでゴール動画が公開されると、ファンの間からも「これは上手すぎでしょ」「まじ美しい」「巧い!」といった称賛の声がコメント欄に上がっている。

 この勝利で2連勝を飾った札幌は、4勝4敗として8位に浮上。躍進を果たした昨季の4位を上回る成績を残すために、福森の左足はチームにとって不可欠な武器となっている。(Football ZONE web編集部)

コンサドーレ札幌DF福森【写真:Getty Images】