リーガ・エスパニョーラ第33節が21日に行われ、ヘタフェとセビージャが対戦した。ヘタフェ所属のMF柴崎岳は昨年12月15日に行われた第16節レアル・ソシエダ戦以来、約4カ月ぶりとなるスタメン出場を果たしている。

 試合が動いたのは35分。セビージャフランコ・バスケスがペナルティエリア内でハンドを取られてヘタフェにPKが与えられる。このPKをハイメ・マタが落ち着いて沈め、ヘタフェが先手を取った。

 前半終了間際には柴崎の蹴ったフリーキックから相手のハンドを誘い、再びヘタフェにPKのチャンス。今度はホルヘ・モリーナが決めて、ヘタフェがリードを2点に広げて前半を折り返した。

 後半最初にチャンスを作り出したのはヘタフェ。53分、柴崎のスルーパスに抜け出したマタがクロスを送ると、モリーナが押し込んでダメ押しとなる3点目を記録。60分、柴崎はフランシスコ・ポルティージョとの交代でピッチを去った。

 試合はこのまま3-0で終了。前後半合わせてイエローカード10枚、レッドカード2枚が提示されるなど試合は大荒れの展開となった。勝利したヘタフェはセビージャを抜いて4位に浮上。次節は25日に行われ、ヘタフェはレアル・マドリードと、セビージャはラージョ・バジェカーノとそれぞれ対戦する。

【スコア】
ヘタフェ 3-0 セビージャ

【得点者】
1-0 35分 ハイメ・マタ(PK/ヘタフェ)
2-0 45+5分 ホルヘ・モリーナ(PK/ヘタフェ)
3-0 53分 ホルヘ・モリーナ(ヘタフェ)

スターティングメンバー
ヘタフェ(4-4-2)
ソリア;ブルーノ、ジェネ、ミケル、カブレラ;柴崎(60分 ポルティージョ)、マクシモヴィッチ、アランバリ、マタ(85分 ロドリゲス);デュロ、モリーナ(77分 フラミニ)

セビージャ(4-4-2)
ヴァツリーク;メルカド、ケアー、セルジ・ゴメス、エスクデロ;ヘスス・ナバス、バネガ(46分 プロメス)、アマドゥ(67分 ロケ・メサ)、フランコ・バスケス;ムニル(69分 マルコ・ログ)、ベン・イェデル

4カ月ぶりとなる公式戦出場を果たした柴崎 [写真]=Getty Images