コストソフトウェア開発が可能だからこそオフショア開発を選択する企業が多いのにも関わらず、委託企業先として選ばれていた中国やインドでの開発コストが高騰している。

技術面での進化はあまりないのに開発コストが上がってしまうのは、委託する意味が薄くなってしまう。現在、オフショア開発で技術とコストバランスが良い委託先としてベトナムに注目が集まっている。

そうしたオフショア開発を手掛けるエボラブルアジアは2013年2月13日、企業及びプレス関係者向けに「オフショア開発セミナー&事業説明会」を開催した。

今回のイベントは、より多くの人に同社の事業内容について知ってもらうことを目的としたものだ。

■大手でも開発者を採用するのは難しい - エボラブルアジア 大山社長
セミナーは、エボラブルアジア 代表取締役 大山 智弘 氏によるオフショア開発の実情報告から始まった。

大山社長は
「ベンチャー企業はもちろんのこと、大手でも開発者の採用は難しい。20〜30万円の求人広告を打っても難しい。」と、日本におけるエンジニアの採用状況を報告した。
日本では、システム開発者の深刻な人材不足と技術者への報酬が上がってしまったため開発コストが急騰、その結果システム開発をどうしても外に出さなければならない状況にあるという。

従来オフショア開発というと、圧倒的に中国やインドが多いと思われがちだが、2012年のオフショア開発先としては、ベトナムが中国を抜いて1位となっている。

「人をひとりアサインしますと言っても、実はダブルアサインとか、トリプルアサインとかがあって、なかなか難しい。」と、大山社長は、あまり語られることのないオフショア開発の問題点を赤裸々に語った。

こうした状況を踏まえ、エボラブルアジアが展開している事業がラボ型開発なのである。

■ラボ型開発でリスクを回避
従来のオフショア開発は、エンジニアが自宅で作業を行う受託型開発だったため、クライアントの希望が十分に反映されず、苦労することが多かった。エボラブルアジアのラボ型開発では、エンジニアに同社のオフィスへ来てもらい、クライアントエンジニアが常駐で開発を指示する。これにより開発コストも安く、思い通りに開発ができるという。

同社では、代理店営業を通じて販売費削減を実現している。また、ラボ型開発は、従業員の高い稼働率に繋がっており、販売費のみならず業務の10%以上を占めると言われている仕様書のやり取りや、見積もり作成業務の負担を軽減。結果、管理費用の削減に成功している。
ここで気になるのが、エンジニアスキルだ。同社は、ベトナム独自の開発傾向に添った採用活動を実施している。

具体的には、信頼ある人材紹介会社と、在籍する元国費留学生のネットワークなどを活かした人材採用によって優秀な人材を獲得することができている。

またオフショア開発では、開発担当者がマネージメントを行ったり、現地での会社設立があったりして、開発までの準備にある程度の時間を要することが多い。

エボラブルアジアは、そうした手間の掛かる業務をすべて請け負うことで、場合によっては解雇や会社撤退までの作業をノーリスクで行えるというのだ。

プレゼンの最後に大山社長は、
「“お客様の満足なくして、従業員の満足なし。従業員の満足なくして、お客様の満足なし”をモットーに、本気でお客様と従業員の満足を追求している。」と、同社が追求する理念を語った。

コストと高いクオリティ、そしてリスクを回避できることから、同社のラボ型開発は魅力あるサービスと言えるだろう。

エボラブルアジア

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