パリ・サンジェルマンは21日、リーグ・アン第33節でモナコと対戦し、3-1で勝利した。


直近2試合のリーグ戦で今季初の連敗を喫し、優勝を逃し続けていたPSG。今節も勝てば優勝が決まるという中で、同日先に行われたトゥールーズvsリールで、2位のリールが引き分けたため、この一戦に前に優勝が決まった。

スッキリしない形での優勝となったが、試合の前にトゥヘル監督が優勝監督として表彰された。またこの試合では、現地時間15日午後6時半頃に発生したノートルダム大聖堂の火災を受けて、PSGは前面にノートルダム大聖堂のイラスト、背中の選手名の箇所にNOTRE-DAMEと印刷された特別なユニフォームを着て試合に臨んだ。

PSG1月19日の第21節のギャンガン戦を最後に戦列を離れていたネイマールと、2月17日の第24節のボルドー戦以降負傷離脱していたカバーニがベンチ入りを果たした。

その二人の前でムバッペが見せた。17分、自陣でボールを奪いカウンターに転じたPSGは、ダニエウ・アウベスからムバッペ、ディアビへ繋ぎ一気にゴール前へ。左のハーフスペースを駆け上がったディアビのクロスをオフサイドラインギリギリで受けたムバッペは走ってきた推進力そのままにゴールに押し込んで、PSGが先制した。

古巣のモナコから初めて得点したムバッペはさらに、38分ぶ左サイドスローインからのリスタートでボックス手前でボールを受けると、ダニエウ・アウベスとのワンツーで最終ラインを突破。インサイドステップで丁寧にゴール右に流し込んで追加点を挙げた。

そして、2点リードで迎えた後半、クルザワに代わってネイマールが復活。そのネイマールは48分、ディアビのクロスからヘディングシュート。が、枠の上に外れた。

ネイマール投入でより勢力が増したPSG攻撃陣。すると56分、味方のパスから採取ラインを突破したダニエウ・アウベスからゴール前のムバッペにプレゼントパス。これを決めてムバッペは古巣相手にハットトリックを達成した。

その後、73分にはカバーニも復帰。これで強力3トップがそろい踏みとなった。PSGに朗報が続いたが、その直後のプレーでヴェッラッティが足首を負傷しドラクスラーと交代を余儀なくされてしまう。

80分に、ケーラーとマルキーニョスの連係ミスからゴロビンに1点返されたPSGだが、最後まで危なげない試合運びで3-1で勝利。試合前にすでに決まっていた優勝だったが、ムバッペハットトリックネイマールカバーニの復帰などで連覇を飾った。

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