アニメ化30周年を記念し、4月7日の放送から「10週連続さくらももこ原作祭り」をしているアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)。

21日放送の「おねえちゃんついにまる子あいそをつかす」というエピソードがネット上で話題になっている。

 

■「なんでわからないの!?」と激怒

勉強せずに毎日ダラダラと過ごしている「まる子ももこ)」に、母・すみれは激怒。まる子の姉・さきこに月謝3,000円で毎日の家庭教師をお願いし、さきこはお金の誘惑に負けて引き受けることに。突然、家庭教師をやると言ってきたさきこに反発するまる子だが、さきこの剣幕に押されて嫌々ながら勉強を始める。

しかし、まる子算数の問題が解けずに「おやつでも食べようよ」とふざけるばかり。その様子にさきこは「なんでわからないの!?」「殺されたくなかったら真面目にやんな!」と怒鳴る。その後も、磁石のNが北だと理解できないまる子に「誰でも知ってる常識だよ?」「Nは北、Sは南と頭に叩き込んだら次に行きな!」とスパルタ教育で記憶させようとするのだった。

 

■揉みくちゃのケンカになり…

また、海が近くにある村で盛んな仕事は何かを問う問題で、漁業と答えずに「商業」と答えるまる子にさきこは激怒。「だって貿易の船が港に着いたらそれを売るじゃん」「観光客がたくさん来るところかもしれないじゃん」とまる子は反論するが、「屁理屈言うんじゃない」「教科書通りに進めばいいの!」と一喝する。

その後も、教科書に沿わずに独自の考えを貫くまる子に、さきこは「あんたは私の言うことを聞いてればいいの!」と怒り、ついにふたりは揉みくちゃケンカに。ついにさきこは「もうあんたには何も教えてあげない」と愛想を尽かして、まる子を無視。その結果、まる子は宿題が解けずに絶望するのだった。

■「怖い」「モヤモヤする」と驚きの声

勉強をめぐって姉妹ゲンカが勃発し、関係が悪化してしまうというオチにネット上は騒然。「お姉ちゃん、こんなに怖かったっけ?」といった声があがっている。

「今日のちびまる子ちゃんは現実的すぎる 怖い」

 

「お姉ちゃんのフォロー展開なし? 怖いまま?」

 

また、教科書通りに勉強をしようとするさきこと、自分で考えて問題を解くまる子の価値観の違いに「考えさせられる」「深い」といった声も。

「教科書丸覚えすれば良い教育。そうとは限らない考えを全て潰すと思うと、この回深い」

 

「久しぶりにモヤモヤする内容 お姉ちゃんも正しい、まる子の気持ちもわかる でも、勉強は教科書通りに進めることで例外は関係ない」

 

■若い頃にもっと勉強しておけばよかったと思う?

姉の勉強方針に従わず、最終的に自分の首を締めてしまったまる子しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,537名に「勉強」に関する意識調査を実施したところ、6割が「若い頃にもっと勉強しておけばよかったと思う」と回答している。

何らかの理由で勉強をやめたことで後悔をしてしまった人は少なくないようだ。

「怖い」「考えさせられる」と波紋を呼んだ今回の放送。原作をあまり読んだことがない視聴者にとっては衝撃的な内容だったようだ。

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(文/しらべぇ編集部・鳩麦エスプレッソ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)

『ちびまる子ちゃん』4月21日放送回にネット騒然 「怖い」「モヤモヤする…」