22日、都内で「バーチャルマーケット3開催発表およびメディア向けパネルディスカッション『VRから創るパラリアル市場~バーチャルプラットフォームに集う人々の新しいライフスタイル』」が行われ、バーチャルマーケット3が今秋9月21日(土)~25日(水)に開催されることが発表された。

【写真を見る】SHOWROOM前田氏らがVRの未来について議論した

バーチャルマーケットは、仮想空間上でコミュニケーションを取ることができるサービスVRChat内の特設ワールドで開催される展示即売会。来場者は、会場に展⽰された3Dアバターや3Dモデルなどを⾃由に試着、鑑賞、そして外部サイトを利⽤して購⼊できる。3月8日~10日に開催されたバーチャルマーケット2では、12万5000人の来場者数を記録した。

イベントでは、バーチャルマーケットを主催する株式会社HIKKY代表取締役の舟越靖氏が登壇し、バーチャルマーケット2の結果報告やバーチャルマーケット3の開催概要を発表したほか、Holo Eyes株式会社取締役COO杉本真樹氏、東京大学情報理工学系研究科講師鳴海拓志氏による最新のVR研究についてのセミナー、パネルディスカッションが行われた。

パネルディスカッションでは、舟越氏、SHOWROOM株式会社代表取締役社長前田裕二氏、KDDI株式会社の中馬和彦氏、AT PARTNERS株式会社代表取締役土佐林淳氏らがVRによってもたらさせれる未来やVRの市場的可能性について議論した。

ディスカッションの中で、中馬氏はVRの未来について「むしろ、リアルを追求するのではなく、バーチャルにしかできないことが多分あって、そこに期待したい」とコメント。自身の運営するライブ配信サービスSHOWROOMでVR領域に投資をしているという前田氏は、その理由について「生まれ持った性別やあらゆる制約にとらわれずに自分のうちに秘めた個性を表現できる社会にしたい思っている」と語った。

バーチャルマーケット3は過去最長5日間の日程で開催。最多600サークルを募集している。会場は全6テーマ、15ワールドで展開される予定で、プラットフォームであるVRChatとも連携し、バーチャルマーケット2を超える集客を目指す。(ザテレビジョン

「バーチャルマーケット3開催発表およびメディア向けパネルディスカッション」登壇者