ケムペット(右)の蹴った左ミドルキックマットにうずくまる大田原友亮

『スック・ペッティンディー True4u』
2019年4月19日(金・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム

▼第4試合メインイベント
●ユースケ・エクシンディコンジム125P(大田原友亮/B-Family NEO
3R TKO
○ケムペット・プンパンムアン123P

 2019年4月19日(金)、タイ・ルンピニースタジアムにて大田原友亮(B-Family NEO)がタイ復帰3戦目を闘った。前回は、2Rに左フックでKO勝ちしており、プロモーターやTrue4uテレビマッチの関係者らの期待も大きい。
 今回の相手、ケムペット・プンパンムアンはスパンブリ県出身の19歳、これまでに60戦の戦績がある。

 試合は、上下に攻撃を散らす大田原に対し、ケムペットは単発でミドルキックを返した。大田原のローキックが角度良く決まっているが、ケムペットのミドルキックスピードあるものだった。

 2R、ケムペットはミドルキックを軸に前進。このミドルも素早かったが距離が詰まると大田原は蹴り足を取ってケムペットを複数回こかし、初回2-1ケムペット有利だった賭け率も、2R終了時には3-2ぺムペット有利と差を縮めた。

ハイキックで攻める大田原

 3R、ここでの大田原の動き次第で、試合判定に影響するとされる場内賭け率も、大田原有利の方に持っていきたいところ。
 ここで試合の流れはがっつり首相撲に移行する。強引に前に出てくるケムペットに対し、大田原は下がりながらミドルキック、膝を返す。そしてケムペットガードの空いた一瞬に伸びのある右ストレートも決める。
 この大田原のヒットアンドアウェイ戦法は見事なものだったが、下がりながらの攻撃を出す間に、ケムペットの放った左ミドルキックを脇腹に受けてしまう。下がりながらで腹に力を入れにくい状態だったのか、大田原は一瞬でマットにうずくまってしまった。レフェリーはカウントを取るが、続行不能とみてカウント3で試合を止めた。
 あまりにも一瞬のことでショッキングな場面だったが、蹴りや膝数の多いムエタイで起こりうる最悪の結果となってしまった。

 大田原友亮の次戦だが5月19日(日)『ムエローク2019 HACHIOJI』で佐々木雄汰との対戦が決まっている。大田原はこの状況から這い上がってくることができるだろうか。

(Photo&Text Hiroshi Soda 早田寛)

ケムペット(右)の蹴った左ミドルキックでマットにうずくまる大田原友亮