ヘタフェを率いるホセ・ボルダラス監督が、同クラブ所属の日本代表MF柴崎岳を称賛した。スペインメディア『La Vanguardia』が21日に同監督のコメントを伝えている。

 リーガ・エスパニョーラ第33節が21日に行われ、5位となっていたヘタフェと4位のセビージャが対戦した。ボルダラス監督はチャンピオンズリーグ(CL)出場権をかけた“大一番”に、昨年12月15日に行われた第16節レアル・ソシエダ戦以来、約4カ月ぶりとなる柴崎のスタメン起用を決断。柴崎はフリーキックからチーム2点目となるPKを誘発し、3点目の起点となるスルーパスを送るなど、ヘタフェの3-0での勝利に大きく貢献していた。

 ボルダラス監督は以下のようにコメントし、同試合での柴崎のプレーや普段のトレーニングでの態度を称賛した。

「彼は試合に出られなくても、トレーニングに臨む姿勢は素晴らしかった。今日は彼のプレーを祝福しなければならない。よく働き、チームを落ち着かせてくれた。彼は戦術的な面でチームに大きな貢献をしてくれたよ」

「試合前にホテルで彼に起用することを伝えたら、彼は『いつでも試合に出られる準備はできている。チームを助けるためにどのポジションだろうと全力を尽くす』と言ってくれた。ここに来た時からずっと、彼は模範的な振る舞いができる素晴らしい選手だ」

 セビージャ戦の勝利で、ヘタフェはCL出場圏内の4位に浮上した。次節はレアル・マドリードとの対戦が控えているが、再び柴崎にチャンスは与えられるだろうか。

約4カ月ぶりの出場となった柴崎 [写真]=Getty Images