中国メディア・東方網は22日、「世界で最も賢い国・地域」ランキングで日本が1位に、中国が3位に入ったと報じた。記事は、ランキングからはインテリジェンスに関する西洋とアジアの決定的な違いが見て取れるとしている。

 記事は、クーポン共同購入サイト・バウチャークラウドが信頼できるデータを用いて「世界で最も賢い国・地域ランキング」を発表したと紹介。このランキングは、各国のノーベル賞受賞者数(過去の知恵の結晶)、現在の国民平均知能指数(現在のインテリジェンス水準)、学校の成績(次世代のインテリジェンス)という3つの指標が判断材料になっているとした。

 そして、3つの指標でいずれも上位に入った日本が1位になり「高いイノベーション能力を持ち、なおかつ教育を非常に重視している国であることが示された」と伝えた。また、2位のスイスに続き中国が3位に入り、ノーベル賞受賞者こそ21位と下位に甘んじているものの平均知能指数が2位、学校成績が7位といずれも上位に入ったことを紹介した。

 一方で、4位の米国は中国とは逆にノーベル賞受賞者で1位なのに対して平均知能指数で28位、学校成績で13位と振るわなかったことを伝えている。

 記事はまた、「おもしろいことに、韓国、シンガポール、香港、台湾などアジアの国・地域は知能指数と学校成績のランクの高さが目立つ一方、ノーベル賞が順位の足を引っ張っている」と解説。シンガポール知能指数と学校成績いずれも1位にもかかわらず、ノーベル賞が73位となっているため全体の順位が25位と低くなってしまっていることを紹介した。

 そして、全体的に「西洋諸国は過去の研究成果で優位性を保っているのに対し、アジアの国・地域は現在と未来のインテリジェンスで優位に立っていることが、ランキングから明らかになっている」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

世界の「賢い国」ランキングで日本が1位に、中国も3位=中国メディア