現地時間21日、“最年少ヘッドライナー”として野外フェス「コーチェラ(Coachella Valley Music and Arts)」第2週目のステージに立ったアリアナ・グランデ。終盤にはカナダ出身の人気シンガー、ジャスティン・ビーバーがステージに登場し、最終日にふさわしい盛り上がりを見せた。

カリフォルニア州インディオで開催された世界屈指の野外フェス「コーチェラ」にて史上最年少、またビョーク、レディー・ガガ、ビヨンセに続き史上4人目の女性ヘッドライナーを務めたアリアナ・グランデ。今月14日に行われた第1週目のステージでは、自身のヒット曲に加え「イン・シンク(*NSYNC)」や人気女性ラッパーのニッキー・ミナージュ、また音楽プロデューサーのディディー(旧P.Diddyことショーン・コムズ)、男性ラッパーのメイスらがサプライズで登場し、豪華なコラボパフォーマンスで観客を魅了した。

第2週目となった21日のステージでは、前週コラボしたアーティストらが再び姿を現わすことはなかったが、アリアナは終盤に大きなサプライズを用意していたのだ。

「今夜はゲストをステージに呼ぶつもりはなかったのだけど、友人のジャスティン・ビーバーがわざわざ来てくれたわ」

ジャスティンの名前を口にしたアリアナ。本人がステージに登場すると、会場は大きな歓声に包まれた。そしてジャスティンの2015年のヒット曲『Sorry』のイントロが流れると、観客はサビの部分をジャスティン大合唱し大きな盛り上がりを見せた。

ジャスティン・ビーバーは2017年7月に健康上の理由で突如ワールドツアーを中止して以来、ステージに立ったのはおよそ2年ぶり。若干ナーバスだったジャスティンには現在口パク疑惑が浮上しているものの、

「ステージに立つのは2年ぶりくらいになるね。今夜こうしてステージに立ってパフォーマンスを披露することになるなんて思わなかったよ。」
「昔みたいなノリ(groove)や自分らしいカッコよさ(swag)を取り戻さなくちゃならなかった。」

とステージではいつもの“ジャスティン節”が炸裂した。

先月にはInstagramに「音楽はとても大切だけど、家族や健康以上に大切なものはない」「すぐに最高のアルバムを引っさげて戻ってくるよ」と綴っていたジャスティン、大舞台でスポットライトを浴びる快感や懐かしさからか、ステージを立ち去る際には、

「もうすぐアルバムも出るよ!」

と宣言し、ファンを喜ばせたのであった。

コーチェラ」でヘッドライナーを務めたアリアナには“Ariana”と“Coachella”をかけた造語“Arichella”がTwitterワールドトレンドで1位獲得するなど盛り上がりを見せていたが、この日は“Justin”と“Ariana”の共演でSNSには“Jariana”という造語が頻繁に登場した。また翌日にアリアナがステージでの共演を収めた動画をInstagramに公開すると、投稿から1時間以内に125万件超の「いいね!」が寄せられていた。

アリアナ・グランデとジャスティン・ビーバーティーンエイジャーの頃からショービズ界で活躍してきたいわば“同志”で、2013年にはジャスティンのコンサートでアリアナがオープニングを務めるなど、ステージをともにすることもしばしばあった。2人はスクーターブラウンという同じ敏腕マネージャーを持ち、互いの年齢も近く、タトゥー愛好家という共通点もある。

今回の思わぬサプライズで“Jariana”のコラボを望むファンが急増しているが、そんなファンからの熱いラブコールにいずれ2人が応える日も訪れるかもしれない。

画像は『Ariana Grande 2019年4月15日付Instagram「always」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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