驚異のセリエA8連覇を達成したユベントス。だが、彼らの目標はその先のチャンピオンズリーグ(CL)制覇。その実現のために、昨夏に1億ユーロ(約125億円)をかけてポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得したが、奮闘虚しくアヤックスを前にベスト8で散った。

そして来季こそビッグイヤーを掲げたいビアンコネロは新エース、C・ロナウドを満足させる選手の獲得をこの夏に目論んでいる模様だ。イタリア『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。

ジョルジョ・キエッリーニレオナルド・ボヌッチのベテラン2人に支えられた守備陣は若さと質が求められる。アヤックスオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの獲得が第一優先だが、同選手はバルセロナ行きとなる可能性が高い。そこでレアル・マドリーフランス代表DFラファエルヴァランに注目。C・ロナウドの元チームメイトでCL3連覇も経験している世界王者を獲得できれば申し分ない。しかし、ネックとなるのがその移籍金だ。C・ロナウドにかけた1億ユーロに近い移籍金が必要とされるている。そのため、代替案としてローマギリシャ代表DFコスタス・マノラスもリストに加えている。マノラスなら3600万ユーロ(45億円)の解除条項が設定されているため、比較的安く手に入れることが出来るようだ。また、ベンフィカの21歳、ポルトガル代表DFルベン・ディアスも候補の1人だ。

アーセナルウェールズ代表MFアーロンラムジーの加入が内定している中盤では、目標はマンチェスター・ユナイテッドフランス代表MFポール・ポグバの復帰だが、現実的にはリヨンの同代表タンギ・エンドンベレが理想。昨年10月にレ・ブルーのデビューも果たした22歳は今季公式戦戦44試合で2ゴール7アシストと評価を高めている。しかし、同選手にはマンチェスター・シティも目を光らせている模様。その他、マドリースペイン代表MFイスコもレーダーに入っているという。

そして、C・ロナウドとコンビを組むことになる前線の補強候補には、これまでにもユベントスの強い関心が伝えられてきたベンフィカポルトガル代表FWジョアンフェリックスと、フィオレンティーナイタリア代表FWフェデリコ・キエーザが挙げられている。前者は今夏に多くの有力クラブが挙って獲得に名乗りを挙げている最人気銘柄。その移籍金はC・ロナウドも超えると予想されており、ライバルも多いことから可能性は低い。キエーザは今季リーグ戦32試合で6ゴール7アシストイタリアでの実績は折り紙付きでより安価。国内外で獲得を望んでいるクラブ多いが、ユベントスの第一候補は右ウイングのキエーザのようだ。

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