ストロボエッジ」「アオハライド」で知られる咲坂伊緒氏の人気コミック「思い、思われ、ふり、ふられ」が、実写とアニメーションダブル映画化されることが決定した。三木孝浩監督がメガホンをとる実写版では浜辺美波と北村匠海が共演し、「君の膵臓をたべたい2017)」以来に続くタッグが実現。アニメーション版では「劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール」で知られるA-1 Picturesが製作を担当する。

シリーズ累計発行部数450万部を突破し、第63回小学館漫画賞(少女向けマンガ部門)を受賞した同名コミックが原作。高校1年生の男女4人が織りなす、切なくすれ違う恋愛模様をみずみずしく描いており、秘密や葛藤を抱えながら成長していく姿を繊細にとらえた青春ラブストーリーとして人気を博している。

実写版で浜辺は、恋愛に積極的で社交的な朱里を演じる。自分の本当の気持ちを出すのが苦手で、すぐに先回りして空気を読んでしまうという不器用な性格を隠しており、複雑な家庭環境を背負っているという役どころ。「咲坂伊緒さん×三木孝浩監督の青春実写という、私の憧れのコンビネーションの映画に出演出来ることにとてもご縁を感じ、嬉しかったです」と喜びを語り、「朱里として、1度しかない青春を必死に、駆け抜けたいと思います」と意気込んだ。

朱里に思いを寄せる血のつながらない弟・理央役を担う北村は「役づくりに関しては、“言葉とは裏腹の気持ち”をとにかく大事にしました。前向きな言葉とは反対の表情をしてみたり、それがすごく理央らしさに繋がっていくのではないかと思いました」と語る。浜辺との共演については「浜辺さんとは“キミスイ”以来でしたが、花が咲いたようなキラキラした雰囲気が溢れていて、同じ空間にいてとても楽しかったです」と振り返る。

さらに、理央のことが好きな夢見がちな女の子・由奈役を務めるのは、第8回東宝シンデレラオーディショングランプリに輝いた福本莉子。「仮面ライダービルド」の万丈龍我仮面ライダークローズ役で注目を集めた赤楚衛二は、由奈の幼なじみで朱里に惹かれていく和臣に扮する。映画化に当たり、原作者の咲坂氏は実写版とアニメーション版の両方で、プロットの段階から参加。「漫画でしかできないこと、実写にしかできないこと、アニメーションでしかできないこと、この3つ全ての視点から楽しんでいただく事で、“ふりふら”という1つの作品を皆様の中で完結させていただければ幸せです」とメッセージを残した。

「思い、思われ、ふり、ふられ」のアニメーション版は20年5月、実写版は同年8月から全国の東宝系で公開される。

咲坂伊緒氏による原作第1巻の書影 (C)咲坂伊緒/集英社