トッテナムは23日、プレミアリーグ第33節延期分でブライトン&ホーヴ・アルビオと対戦し、1-0で勝利した。

FAカップ準決勝の開催により延期されていた一戦。直近に行われた第35節のマンチェスター・シティとの大一番を0-1で落とし、リーグ戦3試合ぶりの黒星を喫したトッテナム。バウンスバックが求められる17位のブライトンとのホームゲームに向けてはシティ戦から先発5人を変更。筋肉系の問題でシティ戦を欠場した守護神ロリスやワニャマ、トリッピアー、ローズ、ジョレンテが先発で起用された。

最前線にジョレンテを配置した[4-3-2-1]で試合に臨んだトッテナムは、立ち上がりからボールを保持して相手を押し込む。すると20分、ボックス左横で獲得したFKをエリクセンが直接狙うと、壁にディフレクトしたボールにワニャマが飛び込むも、わずかに届かず。さらに相手DFのクリアボールをボックス中央で拾ったヴェルトンゲンが左足を振り抜いたが、これはゴール前のワニャマに当たってしまった。

防戦一方の時間が続いたブライトンだが、38分にロングカウンターから反撃。グロスのロングパスで右サイドを抜け出したジャハンバクシュが相手DFとGKの間へクロスを供給。これにアンドネが飛び込んだが、わずかに合わない。

ハーフタイムにかけてもブライトンに付け入る隙を見せないトッテナムは、前半終了間際に決定機。前半アディショナルタイム1分、トリッピアのロングパスをゴールエリア手前で受けたデレ・アリが柔らかいトラップからシュートを放ったが、これはゴールカバーに入ったダフィのブロックに防がれた。

後半に入っても主導権を握るのはトッテナムは66分、バイタルエリア左からカットインしたローズの強烈なミドルシュートが枠を捉えたが、これはGKライアンが弾く。さらに72分には、アルデルヴァイレルトがペナルティアーク右からシュートを放ったが、これは右ポストに弾かれた。

ゴールの遠いトッテナムは、80分にルーカス・モウラを下げて今季初出場となるヤンセンを、82分にワニャマを下げてベン・デイビスをピッチに送り出した。すると89分、バイタルエリア中央右寄りでパスを受けたエリクセンカットインから左足一閃。このシュートがゴール右隅に突き刺さった。

結局、これが決勝点となり1-0でトッテナムが勝利。相手の堅守に苦しみながらも終盤のエリクセン弾で勝ち点3を手にしたトッテナムは、熾烈なチャンピオンズリーグ出場権争いで一歩抜け出した。

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