「元気が出るビーム!」。
【写真を見る】ザテレビジョン独占の“元気が出るビーム”ポーズ
ある広告のせりふにより、平成の終わりにブレークの兆しを見せる美女を発見。ドラマや映画で活躍し、今年20歳を迎える新人女優・北村優衣だ。
リクルートが運営するサロン予約サイト・ホットペッパービューティーのWEB CMで放送されているこのせりふが、多くの人の心に刺さっている。
女性向けと思われがちのホットペッパービューティーを男性向けに訴求する広告だが、掲載がスタートされるとインターネット上では男女問わず「あのCMに出ている女優は誰?」と話題になっていた。
ということで、新時代に大躍進が期待される彼女にインタビューを実施。“元気が出るビーム”の撮影秘話や、女優としての目標を聞いた。
―― キャッチーな「元気が出るビーム!」というせりふ、周りの反応はいかがでしたか?
ありがたいことにCMの露出(放送回数)がけっこう多く、たくさんの方に見ていただけたみたいです。私の性格を知っている人からは「キャラじゃないね、ウケる(笑)」という連絡が多くて(笑)。
最後の「ここにない出会い、リクルート」というナレーションも私自身でやらせていただいたのですが、「お姉ちゃんの声じゃないみたいでかわいい!」って厳しい妹にすら褒められたんです。うれしいやら、恥ずかしいやらという気分ですが、友達やファンの方たちからは「元気出たよ」ってお声をたくさんいただいたので、振り切ってやってよかったですね。
―― 少し恥ずかしさもあったんですか?
はい…(笑)。1回1回撮る前に「よし!」と気合いを入れてから撮影していました。でも、現場の皆さんがとても優しくて「カワイイよ!」って盛り上げてくださったので、その言葉を信じて頑張りました。
台本の「元気が出るビーム」の「ビ」の後には伸ばし棒がすごく長く書いてあったのですが、監督さんからは「好きなように」と言われていたので、自分なりの“ビーム”を試行錯誤しながら撮っていました。
―― ちなみに、ビームのバリエーションはいくつぐらいあったのですか?
5、6種類は撮りましたね。最初は某特撮ヒーローのビームもしていたのですが、いろいろ権利がありそうだったので…(笑)。結局は助走を付けつつ、ツンツンするようなしぐさになりました。
―― ホットペッパービューティーは北村さんの年代の方は特によく使うイメージですが、そのようなCMに出れることはうれしいですね。
元々、ホットペッパービューティー(以下、ホットペッパー)のヘビーユーザーだったので、オーディションの話が来たときはすごくうれしかったです。撮影前日もホットペッパーを使って小顔マッサージに行って、万全な状態で撮影に臨んだり(笑)。最近は別作品の撮影もしていて、クランクイン前はエステにも行っていました。
―― 撮影前はホットペッパービューティーを最大限に使っているんですね。ほか、撮影前にするゲン担ぎなどはあるんですか?
撮影が始まったら役のことを考えることに集中したいので、入る前に大好きなゲームをやり尽くしますね(笑)。最近は作品を撮り終えたので、またハマっているPS4のゲームに熱中しています。
―― 撮影現場での楽しみはありますか?
現場にはいろいろな役者さんがいるのですが、皆さん役に対する考え方があって、それを共有するのが楽しいです。
最近は、撮影がない日でも主演の方などの演技を見て勉強させてもらったりするようにしています。
人それぞれ役の入り方が違っていて、撮影前のリハではラフに話していながらも、本番になったらガラッと切り替わる人もいますし、リハから入り込んでいる人もいたり。それぞれタイプがあって違いを見るのはすごい面白いですね。そういうことを、一番近くで学べるのはすごく良い機会です。
―― 今まで共演者の方に助けられたことは?
主演映画の「かくも長き道のり」(公開日未定)で共演させていただいた、デビット伊東さんにはすごくお世話になりました。結婚を前提に付き合っている男女の間柄を演じさせていただいたのですが、(主演ということもあって)いっぱいいっぱいになっているところを、本番前にせりふのやり取りに付き合ってくださって。
私が元々演劇部だったこともあって、表現がオーバーになりがちだったのをナチュラルに直してくれたりもしました。デビットさんのそういう優しさや教えのおかげで、役に対して自然体でいられたと思います。
―― 5月から新元号。抱負を教えてください
生涯女優として頑張っていくことが目標。でも、まだまだいろいろと挑戦させていただける歳だと思うので、バラエティーなど幅広く活躍していきたいです。最近は古い時代の言葉が好きなので、ゆくゆくは時代劇ものにも出られたらうれしいです。
―― 日本史は得意なんですか?
戦国時代が一番好きなのはテッパンですが、平安時代みたいにユルっとした雰囲気も好きですね。織田信長みたいに真っ直ぐな感じというか、待っているだけでなく攻め込んでいく姿勢でいたいです。
今年20歳になるので、自分の中でも大きな変化を生むつもりで仕事や趣味に取り組んでいきたいと思っています。
―― 目標とする女優さんはいますか?
ずっと松岡茉優さんが目標です。一度共演させていただいて、仕事に臨む姿勢を近くで見れたこともありますが、「勝手にふるえてろ」(2017年)の松岡さんの飾らない演技が大好き。すべての役に松岡さんが垣間見えていて、自分が(その役を)やることの意味を見出している方だなと強く感じています。松岡さんには松岡さんにしかできない演技があるので、私も自分ならではの演技を突き詰めていきたいです!
―― ホットペッパーのCMを見ていると、これが北村さんのおっしゃっている“ならでは”と感じます
本当ですか!? そう思っていただけるとうれしいです!広告ってあまり見ないで飛ばしてしまう部分もあると思うんですが、目を止めて全部見ていただけるように考えながら演じていたので、是非しっかりと目に焼き付けていただきたいですね!
―― 最後にファンの方にメッセージをいただけますか
これからの私の成長を見届けていただけたらうれしいです。
私はファンの皆さんや周りの方々に支えられているので、私も皆さんを支える側の人になれるように頑張ります!(ザテレビジョン)
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