中国高速鉄道の営業距離や営業速度が「世界一」であることから、中国人の多くは「中国高速鉄道世界一高速鉄道システム」であると自称している。中国が高速鉄道を短い時間で1つの産業として確立させたことを誇る一方で、自動車産業が高速鉄道のような競争力を持たないことを嘆く中国人は少なからず存在する。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国は高速鉄道で様々な「世界一」を成し遂げたというのに、自動車の分野では日本やドイツには敵わないと論じる記事を掲載した。

 記事は、自動車産業は製造業のなかでも特に規模が大きく、関わる産業も多岐にわたり、一国の経済にも大きな影響を及ぼす産業であると指摘。また、自動車を製造する際にはロボットが使われ、自動車には様々な電子制御ユニットが搭載されていることから、自動車産業は技術の発展にも大きな関わりを持つとし、自動車産業は関連産業を大きく発展させる力を持つ産業であると強調した。

 続けて、中国で初めて自動車が生産されたのは1956年のことだったとし、それから60年以上の発展を経て、中国の自動車市場は生産数、販売数ともに世界一となったと指摘。近年は海外に留学していた人材の帰国などを通じて、中国自動車メーカーの競争力も徐々に高まってきているものの、それでもまだ日本車メーカードイツメーカーには遠く及ばないのが現状であることを指摘した。

 さらに、自動車産業を発展させるためには技術力の向上といった要素だけではなく、環境対策や深刻化する渋滞対策が重要になると指摘。中国国内には非常に大きな市場があり、その市場は今後も拡大する潜在力を持つが、そのチャンスを生かすためには環境に優しい車の開発や、道路の整備や拡張といった努力も必要になることを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国高速鉄道で「世界一」を成し遂げたのに! 自動車産業では・・・=中国メディア