23日にプレミアリーグ第33節の延期分、トッテナムブライトンの一戦が行われた。試合後、トッテナムマウリシオ・ポチェッティーノ監督が記者会見に臨んだ。23日にイギリスメディア『Football London』が伝えている。

 ブライトンからなかなかゴールを奪えなかったが、88分にデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの左足での強烈なミドルシュートが決まり、辛くも勝利したトッテナム。試合を振り返ったポチェッティーノ監督は、「私たちは決して諦めず、常に得点の機会をうかがっていた。マンチェスター・Cとの3試合の後にプレーするのは大変だったと思うし、(チームの)状況も最高ではない中で、最高のパフォーマンスを見せた。チームは素晴らしい成熟を見せ、とてもプロフェッショナルで、私はとても幸せだ。選手たちは勝利に値した」と最後まで諦めない姿勢を見せたチームを称えた。

 去就が注目される中、今日も素晴らしい活躍を見せたエリクセンについて聞かれると、「(エリクセンのゴールは)精神面よりもクオリティの表れだ。彼はペナルティボックスの外から両足で信じられないようなシュートを放てる」と絶賛した。

 エリクセンとの契約延長交渉の進展について聞かれると、「彼が将来も私たちと一緒にいることを願っているが、オープンな話し合いはしているのでこれからも状況を注視する。今はシーズンの終わりが近づくなかで、すべての選手たちが私たちの成し遂げなければならないことに集中する、最も重要な時期だ。シーズンが終わればゆっくり話す時間がある」とシーズン終了後の交渉を示唆した。

 また80分から途中出場し、今シーズンのトップチームでの初出場を飾ったオランダ代表FWフィンチェント・ヤンセンについても質問され、「彼を再びスカッドの一員にしようと考えた1月の時点では、他の選手たちと同じく(起用の)可能性を持った選手の1人だった。ハリー・ケインやエリク・ラメラのような多くの前線の選手が問題を抱えている中で、フィンチェントが必要だと感じた。ここ数カ月はケガをしていたが、復帰してからは1月の状態に近かった。彼が起用可能なら、他の選手と同じく、起用するときもあればそうでないときもある。彼はチャンピオンズリーグでは登録外だが、必要なときはベンチに置くだろう」と、この先も続く過密日程に向けたチームの一員として考えていることを明らかにした。

 トッテナムは27日にホームでのプレミアリーグ第36節ウェストハム戦、30日にチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのアヤックス戦を控えている。

トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督 [写真]=Getty Images