古き良き時代から来ました。まじめなアイドル、まじめにアイドル。」をキャッチコピーに、大好きなアイドルと、ゆるキャラを繋ぐ“ゆるドル”として活動中の正統派ソロアイドル「ゆっふぃー」こと寺嶋由芙。ソロデビュー5周年を迎え、4月17日に10thシングル『いい女をよろしく』をリリースした彼女に直撃インタビュー!(4月12日大阪市内にて)

【写真を見る】「美意識を高めています。いい女なので(笑)」と語った寺嶋由芙

■ いい女なので美意識を高めています

――おととい(4月10日)、SHOWROOM「ゆっふるーむ」を観て、気になった話題を掘り下げたいと思います。まずは、1万円札の新しい肖像画に渋沢栄一さんが決定したことで大喜びされていました。

寺嶋「私は埼玉県深谷市ゆるキャラ、ふっかちゃんを愛しているので、渋沢栄一さんが1万円札になると、深谷市=ふっかちゃんが注目されるので、日本銀行でかした!という気持ちです(笑)。深谷市の方に渋沢栄一記念館を案内していただいたこともあって、勝手に親近感を抱いていたので、親戚のおじさんが1万円札になった感じで、すごく嬉しいです!」

――そして先日、鍼(はり)に行ったそうですが。

寺嶋「リリースイベントが続いていたので、疲れた顔になっていたら嫌だなと思って、何かいいリフレッシュ方法はないかな?と思っていた時に、でんぱ組.incのりさちー(相沢梨紗)が、鍼がすごくいいって言っているのをネットで見て…」

――本人からじゃなくて、ネットで(笑)

寺嶋「同じ事務所なんですけど(笑)」

――その効果で、「口が大きく開くようになった」と。

寺嶋「そうなんですよ。それで歌う時にラクになったのと、大きいスプーンが口に入るようになりました。快適です(笑)」

――普段、カレーを食べる時は、どうしているんですか?

寺嶋「大きいスプーンの前半分だけ使って食べるか、子ども用のスプーンを使います(笑)」

――それはそれでかわいいですね(笑)。続いて、ゆっふぃーのツイートから。ネイルを新しくされたそうですが。

寺嶋「ずっとお世話になっているネイリストさんに、いつもおまかせでお願いするんですけど、新曲の衣装に合わせて、キラキラした感じで、流行りの押し花ネイルを施してもらいました。紺色が入っているのがポイントなので、押し花で青い色が入っているんです。かすみ草に色をつけたって、おっしゃっていました」

――鍼に行って、ネイルにも行って…

寺嶋「美意識を高めています。いい女なので(笑)」

――そして、サンリオキャラクター大賞の投票がスタートしました。

寺嶋「1日1票必ず、ポムポムプリンに投じています」

――ゆっふぃーがポムポムプリンが大好きなのは有名ですが、他にもザシキブタ、みんなのたあ坊などにも投票されていました。

寺嶋「たあ坊は母親がずっと好きで、親孝行の一環として投票しているところもあるんですけど(笑)、ザシキブタはキャラクター大賞の初代王者なのに挑戦し続けるって、すごくないですか?キティちゃんも殿堂入りでいいのに、毎年参加して、イベントを盛り上げて、“かわいい”を世に広めている姿勢に、学ぶことが多々あります」

――NMB48の武井紗良ちゃんというメンバーが「こぎみゅん」の大ファンなんです。

寺嶋「こぎみゅんは、新人なんですけど、すごく頑張っています!」

――彼女いわく「小麦粉なのに、おにぎりになりたいって言っているのがいい」と。

寺嶋「そうなんです!めっちゃかわいいんですよ!でも、あんな真っ直ぐな目で見られたら、それは無理だよって言えないじゃないですか。その夢をいつか叶えてあげたいって思うんですよ。アイドルと一緒ですよね。いきなり推しが武道館に立ちたいって言っても、すぐには無理だけど、その夢を叶えるために応援するっていう…。おにぎりになれるといいね…」

――いつか武井紗良ちゃんと対談してほしいです。そして、元アイドルネッサンスの原田珠々華ちゃんの「アイドルさんに楽曲提供させて下さい」というツイートに…

寺嶋「即、反応しました(笑)。私も去年、『@JAM EXPO』で珠々華ちゃんのステージを観ながら、当時のレーベルのスタッフさんと、珠々華ちゃんに曲を書いてもらったら面白いんじゃない?っていう話をしていたので、実現できたらいいなと思っています」

■ いい女の条件&身の回りのいい女は?

――新曲のタイトルが『いい女をよろしく』ということで、ゆっふぃーが思う「いい女の条件」を教えて下さい。

寺嶋「この曲の2番のサビで、♪あなたの前じゃ あんまり泣かない もっと嬉しい話をしよう♪というフレーズがあるんですけど、それが全てなんじゃないかなと思います。<あなた>の前で、楽しい話、ポジティブな発信を出来るのが、いい女かなって」

――仲のいいアイドルさんの中で、「いい女」といえば誰ですか?

寺嶋「今は声優さんなんですけど、髙橋麻里(元Dorothy Little Happy)ちゃんは、いい女ですね。麻里ちゃんは、いつでも麻里ちゃんなんですよ。いつ会っても、フラットな状態で話を聞いてくれたり、アイデアを投げてくれるんです。生まれ変わったら麻里ちゃんになりたい!あと、上野優華ちゃんも最近めっちゃいい女だなぁって。髪を切って更に大人っぽくなって、優華ちゃんの最近の色気は何なんだろう?って思っています」

■ 新曲は90年代アイドルのオマージュ

――『いい女をよろしく』の聴きどころは?

寺嶋「楽しくてファンキーで、ノリノリなサウンドと、パンチの効いた歌詞が印象的で、インパクトのある曲をいただいたなと思うので、その衝撃を感じてもらえたら嬉しいです」

――MVの見どころは?

寺嶋「90年代のアイドルさんのオマージュが随所に振付や演出に入っているので、当時を知っている方は懐かしく、知らない方は斬新に見えるかなと思います。あと、部屋着のシーンを褒めてもらえることが多いんですけど、だらけたゆっふぃーが見れるので、ステージとの違いを楽しんでいただけたらと思います。足の指でティッシュを取ったり、鍋でラーメン食べたり、いろいろやりました(笑)」

――90年代のアイドルというのは?

寺嶋「モーニング娘。さんとか、松浦亜弥さんとか、私が小学生の時に憧れていた方々のオマージュを入れています。バスタオル踊っていたら脱げちゃって、キャーッてなるシーンは、ずっとやりたかったので、成就しました(笑)」

――カップリング曲の『Last Cinderella』の聴きどころは?

寺嶋「色気がダダ漏れです(笑)。表題曲とは雰囲気が違って、大人っぽい、しっとりとした、ウィスパーボイスで囁くような曲です。今までそういう曲を歌ったことがなくて、すごく難しかったです。MVも、私と2人で抜け出して、夜景を見ながらドライブするっていうシチュエーションになっていて、大人なゆっふぃーが見れると思います」

――最後に、今後の抱負を聞かせて下さい。

寺嶋「令和っふぃーになったら、<古き良き時代から来ました>に箔がつくじゃないですか。自分がやってきた活動や、大事にしてきたものを強化しながら、令和を乗り切りたいと思っています。平成はグループアイドルがたくさん活躍された時代だったので、令和はソロの時代にしたいなと思います!」

【取材・文・写真=ポッター平井】

<ポッター平井・プロフィール>

構成作家・ライター。MBSラジオNMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの「輝き」に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドル・サポーター。(関西ウォーカー・ポッター平井)

ニューシングル『いい女をよろしく』をリリースした寺嶋由芙