VR体験施設向けVRアリーナ「Omniverse VR ARENA」の収益が、2019年3月7日の第1号機の運用開始から、1ヵ月で約3万ドル(約340万円)に達していたことが判明しました。この施設はテキサス州オースティンのゲームセンターPinballz 」に設置されています。Pinballzの発表によると、来場者による総プレイ回数は2,200回に達したとのこと。

Virtuxについて

VirtuxはVRの中で現実と同じように歩くことのできるコントローラー「Omni」で注目を集めました。現在は、Omniを使った施設型VRへのパッケージ「Omniverse VR ARENA」を販売しています。

「Omniverse VR ARENA」には、Omniが4基設置されています。「Omniverse VR ARENA」の利用者はこのコントローラーを使用し、歩く、走るなどの動作を行いながらVRゲームを体験できます。

Virtuixは、eスポーツ大会の開催も行っています。2019年度の大会「Omniverse VR Esports tournament」には、HTCとHPがスポンサーとして参加。賞金総額は5万ドル(約540万円)となっています。

1800人以上がプレイ

Pinballzはその他にも、総プレイ人数や体験者の年齢層などのデータを公開しています。同施設によると、2019年3月7日からの1ヵ月で1,800人以上、5歳から65歳までのプレイヤーが「Omniverse VR ARENA」を体験したとのこと。Pinballzはプレイヤーの平均年齢を26歳と発表しています。

関係者からのコメント

PinballzのオーナーDarren Spohn氏は、確認された収益額について以下のようにコメントしています。

来場者の皆様の多くは、この(「Omniverse VR ARENA」)VR体験をとても評価してくださっており、何度もリピーターとしてプレイするお客様も多いです。またVirtuixが行っているeスポーツ大会の存在も大きいです。皆様が繰り返し遊ぶ大きな動機となっていますから。

VirtuixのCEO兼創業者のJan Goetgeluk氏も、今回の記録に対してコメントを発しました。

(「Omniverse VR ARENA」の)大きな魅力は、ゲーム内で自由に遊び回れる点です。このようなユニークな体験は自宅では味わえません。(遊ぶために)自宅から1時間以上車でドライブしてVR体験施設を訪れるお客様がいるほどです。

(参考)VRfocus

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