今年で誕生から20周年となるアウディTTが、内外装のフェイスリフトやエンジンの変更を行い、さらに魅力を高めて登場。また20周年を記念した限定モデルも発表された。

 アウディのスポーツクーペ、TTとTTSがマイナーチェンジを行なった。エクステリアはSラインのデザインを取り入れ、スポーティな雰囲気をさらにアップしている。象徴であるシングルフレームグリルは3Dのハニカムメッシュとなり、またフロントバンパーサイドスカートリヤディフューザーも新しい意匠となっている。

 インテリアはSラインパッケージの設定であったエクステンデッドアルミニウムルックをスタイルパッケージやコンフォートパッケージにも新設定し、レザーパッケージはドアアームレストやセンターコンソールも同色レザーとなった(45 TFSI quattro/TTS Coupe)。そしてSラインパッケージではアルカンターラとレザーにダイヤモンドステッチを配したSスポーツシートを採用し、プレミアム感も高めている。

TT20years

 エンジンはすべて2Lとなり、特にベーシックグレードの40TFSIはパワーが従来より17psアップの197ps、トルクは70Nmアップの320Nmとなるなど、パフォーマンスも大きく向上している。

TT20yearsにはモカシンブラウンのレザーシートにイエローのステッチが入れられる。
フロントフェンダーに装着された限定モデル専用のエンブレム。

そして2019年は初代TTが発売されてからちょうど20周年。これを記念した限定モデル「TT20years」も登場した。これはTTクーペ45TFSIクワトロをベースに、アローグレーのカラーリングと専用の19インチホイールを装着し、コンフォートパッケージ、B&Oサウンドシステム、マトリクスLEDヘッドライト、インテリアにはモカシンブラウンのファインナッパレザーにイエローのステッチを施すなど、20周年にふさわしいスペシャルな装備が施されたもの。世界限定999台で、日本には20台が導入されるという。

TTSの2Lターボ286ps、380Nmを発揮する。

TTクーペ 40TFSI:145kW(197ps)/4350-6000rpm 320Nm(32.6kgm)/1500-4200rpm 7速Sトロニック 479万円
TTクーペ 45TFSIクワトロ:169kW(230ps)/4500-6200rpm 370Nm(37.7kgm)/1600-4300rpm 6速Sトロニック 599万円
TTロードスター45TFSIクワトロ:169kW(230ps)/4500-6200rpm 370Nm(37.7kgm)/1600-4300rpm 6速Sトロニック 615万円
TTSクーペ:210kW(286ps)/5300-6200rpm 380Nm(38.8kgm)/1800-5200rpm 6速Sトロニック 799万円