年齢が上がるほど来店頻度も増えるようです。画像は日遊協の報道向け資料より。

日本遊技関連事業協会は今年3月、パチンコパチスロの利用客に関する実態調査の結果を発表した。利用者の半数は、ホールの禁煙化を受けて利用機会を減らす意向があることが明らかになった。

調査は昨年11月から12月に実施。パチンコホールの従業員が客に聞き取りを行う方式と、利用者が自分でアンケートに記入する方式を合わせて行い、2924人から回答を得た。

1日の使用額の平均は男性2万円以上、女性1万8000円台


直近3か月の1日の平均使用金額を聞くと、最多だったのは「1万円~3万円未満」。1日の平均金額が3万円を超えるのは2割程度だった。

使用金額には男女で大きな差がある。男性は20代から50代までの平均使用金額が2万円を超えているが、女性は最も高い30代でも1万8000円台だった。男女とも、60代の平均使用額は低くなっている。

来店頻度は年代が上昇するほど増える傾向があった。最も来店頻度が高いのは男女とも60代で、男性は約5割、女性は約4割が毎日来店していた。20代30代の若い世代の来店頻度は低く、ほぼ毎日来店する人は男女とも10%以下だった。特に20代女性では、半数弱が1か月に1回以下の来店になっている。

喫煙者の割合は、電子たばこを合わせて54.7%。一般的な喫煙率が男性27.8%、女性8.7%であることを考えると、パチンコ店利用客の喫煙者率の高さが分かる。

1日あたりの利用金額別に喫煙率を見ると、3000円未満の利用者では37.7%、3000~5000円未満の利用者は43.5%と半数を下回ったのに対し、1万~3万円未満では46%、3万~5万円未満では46.4%と、利用金額が高いほど喫煙率も高かった。

利用金額が高いほど喫煙率が高くなる傾向があります。

非喫煙者で1日に5万円以上使う客は「禁煙なら今より行く頻度増える」2割

喫煙者と非喫煙者双方を対象に、パチンコホールが禁煙化した際の来店意向について聞いたところ、喫煙者は「今より少なくなる」が36.9%だった。「パチンコホールに行かなくなる」も11.4%いて、禁煙化の影響の大きさが伺える。

「行かなくなる」と回答した割合は、1日あたりの使用金額に比例して増えていて、平均利用金額が5万円以上の層では22.2%にも上った。

一方、非喫煙者では「今より多くなるだろう」が12.9%と1割を超えた。特に、1日に5万円以上使うヘビーユーザーでは「今より多くなるだろう」が20.8%に達している。

政府は今月19日、依存症対策の一貫として、店内ATMの撤去や自己申告プログラムの周知徹底などを盛り込んだ基本計画を閣議決定した。パチンコ店を利用する喫煙者の全員が依存症ではないにせよ、禁煙化で利用客の健全性が高まる可能性は高そうだ。