モロッコサハラ砂漠地帯にあるアルガンの木は、砂漠という過酷な環境にありながらも枯れることがない。そのため、葉や実を食べようとヤギが木に登る様子は“ヤギのなる木”などと呼ばれてモロッコ名物となり、旅行者を楽しませている……のだが、もともとは野生のヤギが木に登っていたものの、最近は観光客向けに、関係の無いヤギを連れてきて問題になっているという。   

複数の報道によると、イギリスの写真家が調査したところ、観光客に写真を撮らせて喜ばせるために、地元の農家が飼っているヤギを連れてきて登らせる例が発覚。砂漠という過酷な環境であるため、体調を悪くするヤギも多く、その場合は“処分”されるケースが目立ち、問題視されているとのこと。

ネットでは「人間は本当にひどい動物だね」「写真文化は悪化する一方だ」「ヤギのなる木、フェイクだったんだ……」「かわいそうなヤギ」といった声が上がっている。