今上天皇が間もなく退位され、30年あまり続いた平成の世の中が終わりを迎えようとしている。一方同じく王室制度が続くイギリスでは21日、エリザベス2世が93歳の誕生日を迎えた。中国メディア・東方網は23日、「日本の天皇は間もなく退位するが、英国の女王は高齢ながらなおも在位し続けるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、30年にわたって在位された今上天皇が現在85歳であるのに対して、エリザベス2世は1926年生まれの93歳で、すでに在位66年という欧州史上で在位が最長の王になっていると紹介。「日本の天皇は間もなく退位するが、なぜ英国の女王はいつまでも退位することがないのか」と疑問を呈した。

 そのうえで、同女王の生い立ちや即位の経緯について説明。父のジョージ6世ジョージ5世の第二王子であり、もともと兄が王位を継ぐ予定だったが、父の死去後に兄の結婚をめぐる騒動が発生して即位することになり、その娘であるエリザベス2世にも王位継承権が生じたこと、第2次大戦中は一般市民とともに生活し、大きな信頼を得るようになったこと、そして、1947年に女王に即位した際「永遠に英国人民に忠誠を尽くし、身を以て英国王室の良好なイメージづくりに取り組む」と宣言したことを紹介している。

 そして、「即位当時のこのような約束があるからこそ、エリザベス2世はどんなに年を取ろうと、どんなに疲れようと、退位することは考えてこなかったのだ」とした。また、保守的すぎるとの批判や、ダイアナ元妃の問題をめぐって様々な憶測が流れてきたものの、総じてエリザベス2世は英国市民から深く愛されているとし、「93歳になった今でも元気に活動しているというのは、本当に自らの職務に対する意識の賜物なのである」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本の天皇は退位するが、さらに高齢のエリザベス女王はなぜ退位しないのか=中国メディア