池袋母子死亡事故により、ふたたび議論の的になっている高齢者の運転。
23日にも品川区で、85歳の男性が運転する車が歩行者に接触、3人がケガをするという事故が発生。ネット上で注目を集めている。
■歩行者と接触後70メートル直進
報道によると、事故の現場となったのは品川区大崎の路上。時刻は同日、午後7時前だ。
男性が乗用車を運転していたところ、歩行者3人と接触。その後、車はおよそ70メートルにわたって直進し、民家の壁に直撃した後、ポールにぶつかって止まったという。
なお警察の取り調べに対し、事故を起こした男性は「歩行者と接触し、びっくりしてアクセルとブレーキを踏み間違えた」などと話しているという。
■「何回聞いた言葉だろう」と嘆き
この事件を受け、ネット上では以下のような反応が。
「アクセルとブレーキを踏み間違えた、か。もう何回聞いた言葉だろう」
「つい最近、死亡事故が起こったのに車に乗るって、自分は大丈夫と思っていたんだろうか」
「亡くなった方がいなくて良かった」
「やはり、高齢者の運転免許の更新についてはさらに厳しくしないといけないですね」
「死者がいないというだけで安心してしまう。でも、ケガ人が出るってだけで重大事故なんだけどね」
■「高齢者だからとくくれない」との声も
しかし、一方では「これだけアクセルとブレーキを踏み間違えた発言が多いと、高齢者だからという言葉でくくらないで、メーカー側でも考える余地はあるのではないか」「若い人でもペダルの踏み間違いが原因の事故は多い」など、メーカー側のさらなる改良を求める声も。
日本の自動車は高い安全性で知られており、新しい車には自動ブレーキシステムが搭載されていることも多いが、しかし、当然だがすべてではない。今後、ますます社会の高齢化が進むなかで、時代に即した改良や規制は、たしかに必要だろう。
■4割が「人身事故で免許返納すべき」
しらべぇ編集部では以前、全国20〜60代の男女1,644名を対象に調査を実施。
「人身事故を起こした人は免許を返納すべき」と答えたのは、全体の40.7%。クルマを運転する頻度が影響してか、男性では37.9%だったのに対して女性は43.6%と割合が高くなっていた。
不幸中の幸いで死亡者は出なかったが、一歩間違えれば死者が出ていたかもしれない、今回の事故。多くの人が改めて運転という行為と向き合い、「自分は大丈夫」という考えをなくすのが大事ではないか。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年12月14日~2018年12月17日
対象:全国の20〜60代の男女計1,664名(有効回答数)
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